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「ヨーロッパ」という問い プログラムから
日本人作曲家の作品を中心としたプログラムとなりました。タイトルを「「ヨーロッパ」という問い」としたのは、メシアンの Pourquoi? を踏まえたものですが、1910年にドイツに留学した山田耕筰をはじめ、ヨーロッパの作曲家らの影響を受けながら独自の手法を生み出そうとした日本の作曲家、詩人たちが、ヨーロッパの先人たちから受け取った問い、それへの解答を考えることができるような構成になったのではないかと思えたからです。
テーマや影響関係で緩やかなつながりを持ったプログラムを、お楽しみいただき、日本人としての文化アイデンティティを模索した姿に思いを馳せていただければ幸いです。
本日は、ご来場誠にありがとうございました。
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2024年3月20日(水・祝)
アートスペース二条城前Alba
ソプラノ 中田 有香
ピ ア ノ 謝 芳乃香
山田耕筰 青い小鳥(中田)
メシアン 「前奏曲集」より(謝)鳩 夢の中のかすかな音
メシアン 「Trois Mélodies」より(中田)Pourquoi?
武満徹 雨の樹 素描II-オリヴィエ・メシアンの追憶に-(謝)
武満徹 うたうだけ(中田)
別宮貞雄 さくら横ちょう(中田)
林光 四つの夕暮の歌(中田)
林光 第2ピアノソナタ《木々について》(謝)
武満徹 小さな空(中田)
武満徹 雨の樹 素描(謝)
ドビュッシー 「映像」第2集より(謝)葉末を渡る鐘の音
中田喜直 マチネ・ポエティクによる四つの歌曲 (中田)