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鬱の解体 #3

前回の続き。制作活動について。

わたしは、現在は主に写真や詩を使った制作をしている。
日常的に撮る行為はもちろん、詩を書き溜める。そしてそれを冊子にまとめる。
イベントがあれば出店したり、自分でも売ったりする。

元は音楽を作る事をしていたわけだが、ある時にすっぱり移行した。

自分の心象を表現する媒介として、写真や詩というのはかなり都合がよかった。

自分の心というのは、明確な色はあるが、輪郭が曖昧な事が多い。
写真や詩は、その輪郭を補いつつ、その色はそのまま出す事ができると思っている。

いわゆる鬱の状態、まさに今のような状態では、それら活動のいずれにも手付かずになってしまう。これまでの制作は、同人というよりもさらに前段階的で、好きなように自由にやっていた。しかし数を重ねるにつれて、あれもやりたいこれもやりたいとなるし、新しく作るものについては、前作のさらにその上をいかなくてはいけないと思っている。制作物そのひとつひとつに、全力であるべきという考えからだ。

制作をする事は、自分へのセラピーであったのに、それが段々と期待度の高いものになってきてしまっている。当然嬉しい事ではあるが、それを乗り越えて世に送り出すのは並大抵の熱量や覚悟で成せるものではない。
こういった圧力も、鬱の一端にある気がしている。


さて話は変わってこの数日の傾向だ。
先日心療内科に罹り、安定剤を処方してもらった。
どうやら漠然として不安や考え事が夜に増加する傾向にあり、睡眠が上手に取れない点がひとつの問題だと、先生とのやりとりの中で判明したからだ。

先生との約束で、日付が変わる頃には寝る気持をつくって、安定剤を飲む。電気を消して横になる。なるべく静かな環境を作って、意識を遠くへ投げてやる。
結果寝られなくて2時、3時になる事もザラだが、1日のうちある程度決まった時間に就寝して、ある程度の睡眠時間をとって朝を迎える。
これはなかなか効果がある。もちろん簡単に寝付けない事も多い。そういう時は本を読んだり、絵を描いたりしてみたりする。
逆に、就寝時間よりだいぶ先んじて不安が襲ってくる事もある。これからどうする?仕事は?制作は?友人は?わたしは?
そういう時にはお酒に多少頼る事もある。もうこれは、仕方ない。考えたくないのだから。

ここまで書いておいて、もしかしたら今は少し心が揺れているかもしれない。
何を書いているのか少しわからなくなってきた。今回はここまでにしてみる。

次回は何を書こうかな。
本を読んだ感想とかにしようかな。

240806

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