「私」という原因を洗練させて生きていく

これまでは、「人間ゲーム」をする時代だった。

しかし、これからは「魂ゲーム」で生きていく時代になっていく。

では「人間ゲーム」と「魂ゲーム」の違いとは何か。

それは自己不一致か自己一致か、これが「人間ゲーム」と「魂ゲーム」の違いとなる。

「人間ゲーム」とは、この宇宙にある物事の道理を知ることができずに、いわゆる世間的な常識を軸にして、なんとなく疑問や不安をを感じながら生きるという生き方である。

この「人間ゲーム」に対し、これからの生き方となる「魂ゲーム」とは、この宇宙の理を知って自分の喜びを軸にして生きるという生き方といっていいだろう。

我々、人類は長い間、「人間ゲーム」を行ってきた。

我々の習う歴史の世界は「人間ゲーム」の世界だ。

しかし、もう「人間ゲーム」をして生きる時代は、終わりを迎えようとしている。

この宇宙にある法則を、ある一定数の人たちが理解するようになったことで、我々、人類の集合意識に変化が生まれ、これからは「魂ゲーム」をする時代に突入していくようになる。

精神性を外側に預けるこれまでの「人間ゲーム」の時代は、自己不一致の時代だった。

しかし、これからは自分の内側にある純粋な精神性を見出し、自分と一致して生きる時代となる。

これが「魂ゲーム」の生き方であり、誰もが生まれ持った自分の能力をフルに使って生きる時代となっていく。

「魂」とは誰もが持っている輝きであり、その輝きを知り、その輝きに従って生きるとき、人は自分の人生を謳歌して生きていけるようになる。

「魂」という自分の内なる輝きを知り、その輝きとともに生きれば外側に依存することなく自分自身を生きていけるようになっていく。

自分の魂の目的を知り、その目的に従って生きれば道が開かれていくのは自然の摂理であり、日々、開かれていく道を楽しみながら歩んでいくのが「魂ゲーム」の生き方となる。

この宇宙では、すべての原因は自分自身にあり、その原因に従った世界が生み出される。

私が「原因」であり「結果」である。

これが宇宙の法則であり、この法則を理解して活用して生きれば「魂ゲーム」で生きていけるようになる。

私が「喜び」であるとき、私が映し出す世界は「喜び」となる。

私が「悲しみ」であるとき、私が映し出す世界は「悲しみ」となる。

私が「愛」で生きるとき、私が行う行為は「愛」となる。

私が「怒り」で生きるとき、私の行う行為は「怒り」となる。

原因と結果は常に一致している。

このため、生きるための原因を魂の側に近づけていけば「魂ゲーム」を生きることになる。

その反対に、原因を人間的な思惑に寄せていけば「人間ゲーム」を生きることになるだろう。

「人間ゲーム」をしていた時代は、結果的に「エゴ」を発達させていく時代になっていた。

なぜかといえば、我々は自分の外側に真理があると信じて生きるように仕向けられてきたからだ。

外側に真理を求めれば、自らが持つ魂の声を聴くことができなくなる。

しかし、自らの内に潜む魂に耳を傾ければ、魂の声という一人ひとりが持つ真実の声を聴くことができるようになる。

魂の質は一人ひとり同じだが、魂の目的は一人ひとり異なっている。

このため、何を目的として生きるかは、それぞれに異なっている。

ひとり一人の魂の目的と異なることを真実とするとき、それがエゴになってしまう。

「魂ゲーム」で生きるこれからの時代は、これまで身に付けてきたエゴを落としていき、魂の意識である「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」でシンプルに生きていく。

魂の意識である「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」をもとにして、それぞれの目的を果たしていく。

我々の存在の原因は、すべてこの宇宙に起因している。

このため、この宇宙意識というべき魂に自分自身を近づけていけばいくほど、より大きな至福の中で生きていけるようになるだろう。

「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」を原因にして生きれば、誰でも「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」を結果として導き出していけるようになる。

高次の意識である「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」を原因にして生きれば、自ずと結果は「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」を生み出すことができるようになる。

原因はすべて私にある。

このことを自覚して生きるとき、人は「魂ゲーム」で生きていくことになる。

原因を「幸せ」、「喜び」、「愛」、「調和」、「心地よさ」に置いて生きれば、魂の目的に沿って生きていけるようになる。

また「原因はすべて私にある」ということを、若い人たちに伝えていくことで、これからの時代を担っていく若者達も「魂ゲーム」で生きていけるようになることだろう。

私という原因を洗練させていけばいくほど、大きな喜びとともに生きていけるようになる。

私という原因を「喜び色」に染めていけば、私の人生の彩りが豊かになっていく。

「魂ゲーム」で生きれば、人生に輝きを失うことがなくなっていく。

なぜかといえば、「魂」はいつだって輝きを失うことがないからだ。

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