49) 人生はオセロゲーム
人生はオセロゲームのようだと思った。
どういうことかというと、人生という舞台でネガティブな黒色をポジティブな白色にひっくり返して、最後は白が多くなると「勝ち」というゲームをしているということだ。
もちろん、白がネガティブで黒がポジティブでも問題ない。
いずれにしても、生まれ持った負の要素や生きている中で作ってしまった負の要素をひっくり返すことが、人生というゲームですべきことでありルールといっていい。
このため誰もがひっくり返すべき負荷を持って生まれてくる。
そして、負荷をたくさん持っていればいるほど、それをひっくり返すことが出来たとき「喜び」が大きくなる。
しかも「負荷」が多ければ多いほど、それを反転させるのにパワーもいるし知力を使うことになる。
このため、知力と体力をフルに使って夢中になって負荷を解消できるようになると、その「喜び」はますます大きくなる。
もちろん、負荷の解消作業をしている最中は苦しいけれど、やり終えたあとはそれが達成感になるし自信にもなる。
この「ひっくり返すべき負荷」をカルマといっていよく、このカルマを解消していくごとに人生が軽くなっていく。
では、どうやって「ひっくり返すべき負荷」を解消していくのか。
オセロゲームでは黒のコマの横に白いコマを置いただけでは、黒いコマをひっくり返すことが出来ない。
黒のコマを白に変えようとするなら、黒を白で挟まなければならない。
たとえば「黒という負の感情」を「白という正の感情」に変えようとするなら、「負の感情」の両サイドを「正の感情」で挟まなければならない。
つまり、黒いコマをひっくり返すには、少なくとも二つの「正の感情」というコマ」が必要になるわけであり、この「正の感情」である「喜び」とか「愛」とか「勇気」とか「受容」といった要素で挟んでいけばいい。
オセロゲームは連続して並んでいる黒いコマを白いコマで両側から挟むことができれば一度に全部ひっくり裏返すことが出来るため、大切なのは数の問題ではなく、いかにして挟み込むかだ。
そこで「喜び」とか「愛」とか「勇気」とか「受容」とか、そういったポジティブ要素でネガティブに思えることを上手に挟み込むことが出来るようになると、一度にたくさんのコマをひっくり返すことも可能になる。
ゲームのコツは、ネガティブの感情にポジティブな感情を対峙させることではなく、両側から挟み込むことであり、挟み込みが上手になっていくと、どんどん負の思いが消えていく。
たとえば、負の感情のコマがあったなら、その左側は「喜び」のコマを置き、右側に「愛」のコマを置いてみる。
あるいは、上に「受容」のコマを置き、下に「勇気」のコマを置いてみてもいい。
コツを理解できれば、少ないコマでたくさんのコマをひっくり返すこともできるようになる。
こういった感じで、いろんな角度からポジティブというコマを使って、ネガティブのコマを挟み込んでいけばいいと思えるようになると、人生というゲームも楽しめるようになる。
人生は苦しみの場ではなく、負の感情をどうやってひっくり返していくかというゲームを楽しむ場所と考える。
以前の記事で、「不幸をくれてありがとう」という記事を書いたけど、人生をオセロゲームのように負を正に変えるものと思えるようになると、不幸さえもありがとうと思えるようになるだろう。
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