48.心を集中させて「幸せ」を手に入れる
前回と、前々回で「一意専心」という言葉を記事の中で使っています。
意味は「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」ということです。
ではなぜ、「一意専心」という言葉を頻繁に使っているかというと、最近、『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』という本を読んでいたら、ふとこの言葉が思い浮かんできたからです。
この本では、次のようなことが書かれています。
上の2つの引用に出てくる「観測」とは、ある出来事をどのよう捉えるかということ。
例えば、夏について「夏は暑いから好き」と捉えるか、「夏は暑いから嫌い」と捉えるかで、夏の過ごし方が変わってくるものであり、「好き」と思って過ごせば夏という季節を楽しめるものの、「嫌い」と思って過ごせば夏を楽しむことはできなかったりします。
つまり、「夏」をどのように捉えて観るかということが「観測」であり、夏をどう観測するかで、夏の過ごし方が変わってくるといえます。
また、下の引用にある「確率は1に近づく」ということは、夏をずっと好きと思って過ごせば、好きの確率は1になるし、ずっと嫌いと思って過ごすと嫌いの確率は1になっていくということです。
しかし、ある場面では夏が好きと思い、別な場面で夏が嫌いと思っていたりすると、確率は「好き」が0.5、「嫌い」が0.5になるため確率は1/2になります。
確立が1に近づくということは、ひとつのことを思い続ければ続けるほど、それが現象化する確率が上がっていくということです。
そこで、こういった内容に当てはまる言葉は何かと考えたところ、「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」という意味を持つ、「一意専心」という言葉が思い浮かびました。
そして、この「一意専心」の意識が、思いを現象化させるために欠かせない意識であると考えたため、この言葉を記事の中で何度も使うようになったのです。
ちなみに、「フォトン」とは光子のことであり素粒子のひとつの名称になります。
これは理論生物物理学者のフリッツ=アルバート・ホッブ博士によるもので、博士は「意識」の正体がバイオフォトンであると語っていて、『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』の著者である村松さんは、このバイオフォトンのことを次のように解説しています。
つまり、私たちが普段、無意識に発している思考や感情は、フォトンとなって身体全体から発せられていて、それが波動となって伝播しているということになります。
意識とは、物事をどう観測するかということでもあるため、ある出来事に対して「うれしい~」と観測すると、全身から「うれしいフォトン」を出すことができるし、「ムカつく~」と思うと、全身から「ムカつく~」というフォトンを出すことになります。
そして、「うれしいフォトン」を出し続ければ、「うれしい」と感じることを現象化することができるし、「ムカつくフォトン」を出し続けると「ムカつく」現象を生み出すことになります。
これが、「あなたが何を観測するか、何を意図するかで、現象は変わってくる」の意味であり、「いつも観測していれば、ぶつけるフォトンの量が多くなり、確率は1に近づいていていきます」の意味になります。
私たちは、普段、自分の意識に対して無意識であることが多いため、いろんなフォトンを出していているものであり、いろんなフォトンを出しているということは、確率を1に近づけていくことを難しくさせているということができます。
例えば「幸せになりたい」と思っていても、無意識のうちに「幸せ」とは真逆なフォトンを放出していたりすると「幸せ」になる確率を下げることになります。
しかし、意識に対して意識的になって「強く意図したり、明確に意図する」ことで、確率を1に近づけていくことができるようになるため、「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」という「一意専心」の意識が必要になると考えることができるのです。
また本の中に「意図は物理量。だから意図が大きいほうが現象化しやすい」と書かれていていることから、ひとつのことに集中してたくさんのフォトンを放出することができると、確率1に近づけていくスピードを上げていけるようになります。
こういったことから、もし何かしらの願いを叶えたいというのであれば、ひとつのことに集中して意図的にフォトンを放出し続けた方が効果的であり、願いを現象化させる時間を早めることができます。
「一意専心」には、確立を100%に近づけるために集中するという意味があると捉えることができるため、「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」ことが、思いを現象化させるためには欠かせないといえます。
とはいえ、何かしらのものごとを現象化させるには、ある程度の期間が必要になることから「一意専心」の状態を維持しなければならず、強い思いが必要になってきます。
しかし、強い思いだけで「一意専心」をしていると、どうしても身体に力が入ってしまい放出するフォトンに雑味が含まれてしまいます。
そこで「一意専心」の中に「楽しさ」や「嬉しさ」を加えることができると、気軽に「一意専心」を保てるようになっていくため、楽しみながら意識を集中させていくことができれば、心地よいフォトンを身体から放出できるようになり、思いの現象化をますます加速させていけるようになるといっていいでしょう。
この楽しみながら、意識を集中させるということは、次の記事で書いていきたいと思います。
私たちが生きる目的は「幸せ」になるということであり、「幸せ」になるためには、意識を集中させて意識的に意識を活用していくことが大切なのだと思ます。
そこで「一意専心」の意識を使っていくことができれば、「幸せ」の確立を1に近づけていけるようになると思います。
情報量が多い現代社会では、「一意専心」を維持するのが難しい社会でもあります。
しかし、意識に対して意識的になると決意することができれば、情報に惑わされることなく、「幸せになる」という目的を達成できるようになることでしょう。
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