幸せはゴールではなく出発点

幸せは、いろんなことをした結果、到達するものではない。

幸せは、幸せと感じることをすることで生まれるものである。

つまり、幸せはゴールではなく出発点なのだ。

幸せを感じられることは、いつでも心を込めてすることができる。

行為に気持ちを入れられるということは、それをしているだけで充実感を持てるということだ。

幸せを充実感といい替えることができる。

そして、充実感を日々感じて過ごしていれば、幸せを拡大していけるようになるのは自然なことなのだ。

「オッカムの剃刀」という言葉がある。

これは、14世紀のイギリスのオッカム村出身の神学者で哲学者であるウィリアムが唱えたことで、「ある事柄を説明する際に必要以上に多くの仮定を設けるべきではない」という考え方のことを指す。

要は、「シンプルさの中に真理がある」という意味と考えていいだろう。

我々は、幼い頃から往々にして、「好きなことでは食べていけない」と教わって生きていたりする。

こういった教えがあるがゆえに、現代人は必要以上に思いを巡らせてしまうことになり、その結果、幸せになるためにどうすればいいかと考えすぎてしまう。

好きなことで食べていけないのであれば、何をすればいいのだろう？

こういった考えをもつことで、人は必要以上に多くの仮定を設けることになり、いろんなことを複雑にして考え始めてしまう。

「好きなことでは食べていけない」とは、「好きなことでは生きていけない」という意味である。

あるいは、「好きなことでは稼げない」ということといってもいいだろう。

しかし、好きなことを生業にして生きている人は存在するし、今やそういった人が活躍している世の中になりつつある。

毎日を楽しんで生きていきたい、これが現代人の多くが望む願いだ。

この願いを実際に具現化して生きている人が、今では増えている。

幸せを感じることをして幸せになる。

これ以上の成功法則は存在しない。

シンプルに好きなことをしていると幸せを感じられるようになるものであり、幸せを感じられることであれば自分の力を発揮して生きていける。

「好きなことでは食べていけない」、「好きなことでは生きていけない」、「好きなことでは稼げない」、これらの言葉は、いわゆる古い時代の洗脳といっていいだろう。

こういった洗脳から、我々は解放していかなければならない。

これまでは情報の少なさがこういった思い込みを強めていた。

しかし、近年のインターネットの普及により、好きなことをして生きている人の成功例をたくさん目にするようになった。

情報量の増加によって、いわゆるステレオタイプの画一的な生き方以外の生き方があるということを認知できるようになり、生き方は多種多様であるということを理解している人たちが増えている。

自分の気持ちに正直になって心から楽しめることをしていくことが、これからの時代の本流となっていく。

時代は変化しているし、これからもますます変化していく。

今の社会にある制限を外していきより自由に生きていく、それが我々の魂の願いといってもいいだろう。

自分の気持ちに正直になって心から楽しめることをしていくことが、魂の本質であり、この魂の本質と一致していれば上手くいかないはずがない。

自分の魂の本質に触れることができれば、それをエネルギーにして自らの人生を誰でも創造できるようになる。

人は自らの魂の本質に気づくことができれば、本気になって生きるようになる。

本気になって生きていれば、目に見える形で結果が出るのは当然のことだ。

現在、世の中で成功している人は、幸せを感じられることを本気になってやっている人達だ。

成功しているとは、有名かどうかではなく毎日を幸せを感じながら、その幸せを何かしらの形で周りに提供できているということだ。

日々の喜びを幸せに変え、それを周囲に提供できるようになれば、それがその人にとっての成功の形となる。

また、一度、本気になって生きられるようになると、本気になれないことは出来なくなってしまう。

なぜかといえば、本気になれないことはつまらないからだ。

真実はシンプルさの中にある。

幸せを感じられることをしていれば、人は誰でも本気になることができ幸せになることができる。

本気で生きるということは、幸せを実感して生きるということだ。

幸せになるためには、幸せを感じられることをして過ごす。

幸せを実感できないことをし続けている限り、幸せになることはできない。

幸せはゴールではなく出発点。

出発点に幸せを置けば、あとはそれを拡大させていけばいい。

シンプルに毎日を幸せを味わって生きていく。

これがシンプルな答えとなる。

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