自分と一致して生きると、見えてくること
自分と一致して生きていけるようになると、自信を持てるようになる。
自信とは、文字通り自分を信じられるようになること。
この世界の主人公は、いつでもどこでもこの私であり、自分を信じられるようになると、「私という物語」の主人公を輝かせることができるようになる。
物語の主人公が自信なさげでは心もとない。
主人公は輝いてこそ、物語が躍動する。
もちろん、物語の序章は自信がなくてもいいだろう。
しかし、自信のないままでは物語を躍動させることができないため、少しずつでも自分を信じられるようになって、輝きを増していく必要がある。
自分に自信を持たせるには、自分には力があるということ思い出さなければならない。
誰もが内に秘めたパワーを持っている。
この内に秘めたパワーがあるということを知って気づけば、それを軸にして物語を創っていくことができるようになるだろう。
では、どうすれば内に秘めたパワーがあると思い出せるようになるかというと、自分の特徴を知ってそれを伸ばしていけばいい。
特徴は、何に心地よさを感じるか、何をすれば楽しいと感じ喜びを感じるのか、そういった感覚的なことを抽出していくことで知ることができる。
僕の場合でいうと、一人で夢中になってできることをコツコツするということに心地よさや楽しさ喜びを感じるものであり、そういった中で書くということに出会えたことで自分を活かせるようになったと感じている。
こういった特徴を把握し理解できるようになれば、自分を信じられるようになる。
とはいえ、こういった特徴に気づいて活かせるようになったのは、ここの数年のことであり、「私という物語」を輝かせていくのはこれからが本番といっていいだろう。
自分にとっての心地さや楽しさ、喜びを理解してして行動できるようになると、日々、自分と一致して生きていけるようになる。
また、自分と一致して過ごせるようになると、自分を主人公と認め内に秘めたパワーを使いながら、この自分をクリエイトしていけるようになっていく。
そして、自分と一致し自分をクリエイトしていけるようになると、その先に高次の自分(ハイヤーセルフ)と一致した世界が見えてくるといっていいだろう。
高次の自分とは、この自分を俯瞰して見ている自分のことである。
高次の自分と一つになって生きていけるようになると迷いがなくなっていき、まさに高い視野を持って自分を活かしていけるようになる。
地上の視点では遠くを見通すことができないし、その先にある障害物に気づくことができない。
しかし、高い視点を持つことができれば、その先にある障害物を避けながら、最適なコースで目的地にたどり着くことができるようになるだろう。
また、高次の自分と一致すると調和を大切にするようになっていくため、やがて、この人生で行うべき役目を果たすようになっていく。
調和は思考で生み出すものではなく、その時々の感覚で生み出していくもの。
このため、高次の自分と一致して生きていけるようになるにも、心地よさや楽しさ喜びといった自分の感情や感覚をますます鋭敏にしていかなければならない。
心地よさや楽しさ、喜びを自分だけに留めるのではなく、他者と共有していく。
そういった感覚が、調和を生み出す。
自分と一致するのにも高次の自分と一致していくのにも、心地よさや楽しさ、喜びといった感情や感覚が欠かせないし、これらを持つことで自分を開くことができ他者を受け入れられるようになる。
これ以外にも自分と一致し高次の自分と一致して生きていけるようになると、生まれる前に作成してきた人生のブループリント通りの人生を歩んでいけるようになる。
人生のブループリントには、この人生で克服すべき課題や、その先にある役目について書かれている。
人生の課題は、自分と一致して生きることで克服でき、高次の自分と一致でするようになると、役目を果たして生きていくようになる。
いずれにせよ、自分と一致するのも高次の自分と一致するのも、自分の特徴を知って活かしていかなければならないため、やはり、自分は何に心地よいと感じるか、何をすれば楽しいと感じるのか、何をすれば喜びを感じるのかといった感情や感覚が必要となってくるといっていいだろう。
私という主人公を輝かせるには、自分の心地よさや楽しさ、喜びという感情や感覚を日々、研鑽していけばいいし、そうすることで「私の物語」を進めていくことができるだろう。
この世界の仕組みは、フラクタルに出来ている。
マトリョーシカのように、小さな自分の外に大きな自分が存在し、その大きな自分よりもさらに大きな自分が存在している。
見た目こそ変わらないものの、小さな自分を徐々に大きくさせていくことで、主人公の私を拡大していけるようになり、主人公の私を大きくしていけばしていくほど、心地よさや楽しさや喜びの規模も大きくなっていく。
そうやって心地よさや楽しさや喜びを大きくしていくことで、人は本来の自分を生きていけるようになる。
これからは、自分と一致し、高次の自分と一致して生きていく時代となる。
自分と一致して生きれば迷いがなくなり、喜びを軸にして生きていくようになるため、これまでとは違う世界が見えてくる。
自分と一致し高次の自分と一致して生きれば、自他の喜びを分け合って生きていくことになるだろう。
そんな時代の序章の最中に、いま我々は存在している。
序章の内容は、自分を知って自分を信じられるようになることだ。