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ユウナという名の猫 記憶と記録-Link57 やらなければならない事

ふと気づいて時間を見たのが6時半過ぎ。
まずはユウナを落ち着く場所へ安置し、ご飯やお水を整えた。

そして沢山の方に協力していただいてたので、TwitterとFacebookで報告。

その次に病院へ向かう事にした。


かなりぼんやりとしていたのか、
たったこれだけの事をするのに3時間近くかかっていた。


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ユウナが噛みしめまくってぺったんこになったおもちゃと、
新しく買ったおもちゃ。
おもちゃが届いた翌日に、なんてこれっぽっちも思わなかった。


病院へ ー

朝一のタイミングだったので病院は空いていた。

昨日受付をしてくださってた方がこの日もいらしてて、
「診察券!済みませんでした!」
と言ってくださった。

診察券を受け取った後、
いつもそうするように使用済みの点滴器具を渡した後、

「これ、返品させてください。」

と、使うことのなかった輸液と器具一式を渡す。

当然、受付の方の頭には「はてな」が浮かぶ。


それまでは出来るだけ平静を装っていたのだけども、

「ユウナが、今朝・・・」

と言ったきり、そのあとの言葉を続ける事ができなかった。


=====

待合室に座ってしばらく後に院長がいらっしゃり、報告も含めて少し会話をした。

診察を受けたのが15日の18時半ごろ。
ユウナがお出かけしたのが16日の6時ごろ。

まさか12時間後にこんな事になるなんて、誰も思っていなかった。


「お辛い中、ありがとうございます。」

と労って頂き、返金処理を済ませて病院を後にした。


諸々の手配 ー

数時間前の出来事なのに、もう火葬の手配もしなければならない。
どうしても無慈悲な感じが拭えないけれど、仕方がない。

記憶のかけらから検索ワードを引っ張り出して、
長女のナナもお世話になった、移動式火葬車のある会社へお願いした。

ユウナもナナと同じく、自宅近くから見送る事にした。


そしてお花の準備。

「再会」とかそれに準ずる花言葉があるお花がいいなー
と思うも、すぐに手に入りそうなものはなかったので、
ユウナの誕生花「ガーベラ」を近くの花屋さんで花束にしてもらった。


家に帰ってユウナにお花を添え、ふと思いついてイラストを描いた。

母の日に作ったユウナのイラストを少しアレンジ。


六花八葉の方でも色々ユウナの事を記載していたので、
こちらへも報告を含めてイラストと共に夕方にアップ。

ユウナ_message


ぼんやりと ー

この日、ハルがどうしていたのか全く思い出せない。

少なくともご飯とお水の用意や、トイレの掃除はしていたのだろうけど記憶がない。

でもきっとハルは、私の雰囲気がおかしいことや、
ユウナの気配が変わった事には間違いなく気づいていたと思う。


そして夜 ー

ユウナの寝顔があまりにも穏やか過ぎて、
息をしてたり動いてるような錯覚を起こして撫でる事数十回。

「もしかして起きるんでは?」と思うことも数十回。


今までユウナを見ていたからこそ許されるであろう不謹慎?ワード。

【某野球漫画の双子のアノ名言】が何度も頭をよぎる。 


そんな明日にはユウナの体ともお別れしないといけない。


時間が遅いようで早く、何もかもが追い立てられてるように感じた。


ー続ー

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