明日方舟4.5周年:アルトリアについて
大陸版4.5周年記念生放送で限定オペレーターとして実装が発表されたアルトリア「ヴィルトゥオーサ」は現状日本版で判明していることが非常に少ない。そこで、日本版で彼女について言及された箇所、個人的に翻訳したweiboなどで公開された情報などをまとめていく。(大陸版のシナリオには触れません)
イグゼキュターによる言及
親戚であるイグゼキュターからの言及がアルトリアの存在を確認した最初である。
イグゼキュターの実装はアークナイツ最初のオムニバスイベント「戦地の逸話」であるため、かなり初期の段階から存在が匂わされていたこととなる。
次のアルトリアに関する記述は1周年イベント時に販売されたイグゼキュターのコーデ「闘争の血脈」シリーズ「無題の密命」となる。「闘争の血脈」はそのオペレーターの過去か未来の「if」に関するものなのでは言われており本編と関わる可能性のあるものだ。
ここでいう「彼女」がボイスにおける親戚の「彼女」と同一であるのかは明確ではないが、十中八九ボイスで言及された親戚だろういうことでこのコーデはイグゼキュターがアルトリアを追っている時の服となる。
しかし、この時点では単純に音楽の才に溢れ、それに溺れた親戚としかわかっていなかったため、何故「彼女」が追われているのかずっと謎のままであった。
「吾れ先導者たらん」での言及
上記のコーデの実装から1年半以上後、遂に初のラテラーノを舞台としたイベント「吾れ先導者たらん」が実装されはじめてアルトリアの名前が明らかになった。
ここではじめて、ボイスで言及されていた親戚の名前が「アルトリア」であることと彼女が有名な指名手配犯であることがわかった。
「塵影に交わる残響」での登場
このイベントでは「???」としてビジュアルがはじめて登場した。一度も名前は出てこないが、黒い光輪を持つ女性のサンクタであること、チェロを持ち音楽が出来ること、リターニアにいた情報があること、二つ前のイベントで言及されたばかりであることなどから、この女性がイグゼキュターの親戚「アルトリア」であることがわかった。
さらに、このイベントでアルトリアがクライデのチェロの先生であることも判明した。
このようにアルトリアは語り、教え子であるクライデの最期のコンサートを聞き届けた。
以上が現状日本版で確認出来るアルトリア「ヴィルトゥオーサ」の描写となる。
以下ではweiboなどで公開されたアルトリアについての情報についてまとめる。(イベント名はゲームのサイハテさんのものに準じます。)
「空想の花庭」
イグゼキュターの異格化となる「聖約イグゼキュター」の実装される「空想の花庭」では、遂にアルトリアが本格登場する。
個人ファイルの翻訳
このイベント中、weiboにて彼女の遍歴についてまとめたこのような個人ファイルが公開された。
漫画の翻訳:前編
また、先日も更新された明日方舟公式漫画「序文組曲:無拘奏音」の前編も公開され、幼少期のアルトリアとフェデリコ(イグゼキュター)の姿を見ることが出来た。
4.5周年記念生放送
以上のような流れの中、先日(10/22)公開された生放送で「ヴィヴィアナ」と共に限定オペレーター「ヴィルトゥオーサ」として実装されることとなった。
イベントPVの翻訳
漫画の翻訳:後編
さらに、先日(10/27)公開されたアルトリアとクライデの話を描く、明日方舟公式漫画「序文組曲:無拘奏音」の後編についても翻訳を行った。
プレビューPV
限定オペレーターに用意されるPVの翻訳、文字起こし。
全ての終わりが来る前に、あなたのために私自身を奏でさせて。(ボイス)
~~
どんなに強い人の心であっても、決められた終焉を克服することはできないわ。
雲を……眺めていたの。あの中いっぱいに水が溜まれば雨粒になってこぼれ落ちるでしょう。(ボイス)
「音符は記憶へと堕ちいき、メロディーが脳裏に響き渡る。」
ドクターはどう?あなたは真実を告げる心の声に耳を覆うのかしら。(ボイス)
命に意味があるのなら、
混沌と無に立ち向かえるものがあるのなら、
それはきっと、この瞬間私が抱いている感情と……
それから生まれ変わったメロディーだけなのでしょうね。
weiboでの紹介文
大陸版では全オペレーターに用意されている、長めのオペレーター紹介文の翻訳。
入職会話?:「演奏で自己紹介すべきなのかもしれないけど、残念なことに演奏を禁止にされてしまったわ。とりあえず『ヴィルトゥオーサ』とでも呼んでくださらない?」
____________
アルトリア・ジャッロ氏を貴社に推薦出来ることを光栄に思います。これまで共に仕事をしてきましたが、アルトリア氏は非常に素晴らしい音楽家としての資質を示されています。情緒的かつ高揚感溢れる彼女の演奏と秀でた音楽の造詣であれば、諸卿含め、大地全土ですでにご覧に入れていただけたかと思います。 アルトリア様がリターニアに留まった日には、すぐにでも大地で最も偉大な音楽家の一人として名を連ねることになるでしょう。
……
我々はアルトリア氏がリターニアを離れられることを深く悲しんでいます。仮にこの未来が約束された音楽家が世に知られることなく埋没してしまえば、必ずテラ芸術界最大の悲劇となることでしょう。
――推薦書、リターニアエベグナーデ音楽庁
アルトリア・ジャッロ、サンクタの女性、ラテラーノ公民、逃亡期間7年。多くの議論の結果、アルトリアが自由に行動することは、サンクタの法と秩序に不可逆的な損害を与えることが証明された。処分勧告:ラテラーノに護送後、法に基づき審判されたし。
――ラテラーノ報告書管理プラットフォーム、フェデリコ、記録1099年
ヴィルトゥオーサ氏のアーツを評価することは非常に困難である――人の心を感じ取るというのは本質的に非常に難度の高いものとなるからだ。ラテラーノ教皇庁の許可の下、私たちは一連の検査を終えた。この検査にヴィルトゥオーサ氏は快く協力され、検査への継続意思や理解をいただけた。このことは少なくとも、彼女がこのテーマに関して私たちと関心を同じくしていることを示している。彼女がロドスアイランドに滞在している間に、我々の感情と意識に対する理解が深まっていることを願う。
――ロドス医療部、人事部合同報告、1100年
「まあ、面白い報告ばかりだわ――私自身じゃこんな面白いことは書けないわよ。
「あなたはどうかしらね?この短い邂逅で私のことをどのように書いてくださるのかしら?」
まとめ
「ニアーライト」で登場し、実装を心待ちにされてきたヴィヴィアナに比べ、アルトリアは現状日本版での情報が少なく、イグゼキュター周りの情報を追ってる人以外はピンと来ない人が多いだろうと思い今回まとめてみた。
彼女がどのような人か描写される、おそらく12月頃に実装される「空想の花庭」を楽しみにしよう。
最後に
何か質問、誤字脱字の報告、間違い、訂正など言いたいことがあればsivol(@sivol07)までよろしくお願いします。感想をいただければうれしいです。
謝辞
この記事内の翻訳もチェックから訂正までおーちゃんさん(@oochan0803)にお手伝いしていただきました。ありがとうございました。