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「エドワード・ゴーリーを巡る旅」横須賀美術館

2024.8.ーー

思い立って京急横須賀きっぷを使って、はるばる横須賀。はるばる、ってほどの距離でもないが、海が近くて船もじゃんじゃん通ってるのを見るだけで結構、遠くまで来たな〜って気持ちになる。品川から横須賀までのきっぷ、3450円。きっぷの中に指定区間の電車バス乗り放題と、ごはんと、横須賀美術館入館料(他のことに使ってもよい)が含まれる。詳しくは「京急 よこすかきっぷ」へ。葉山も三崎もあるよ。

午前中は燈明堂、千代ヶ崎砲台跡、観音崎灯台。それから横須賀美術館だった。

ゴーリーの雰囲気としては、逃してしまった松濤美術館での展示のほうがぴったりだったかもしれないな〜とは思いつつも、大人向け絵本の、ほんのりポップで底は冷ややかな感じは、白い壁に淡々と展示することで際立ってた。ゴーリーの世界に没入するなら松濤美術館だろうけど、作品としてそこそこの線引きをして見るなら横須賀美術館で良かったかも。ゴーリーハウスにある窓の開放感とかは、すぐ海の横須賀美術館のほうが雰囲気近いかも。壁にキャラクターがぺたぺた潜んでいて、好き。全くの偶然だと思うけど、子どもがギャン泣きしてたのも、ちょっとBGMとして良いなと思ってしまった。子どもは泣くよ、だいたい悲惨だもの。それを遠巻きに眺める大人を体験できた。うるさいとか、可哀想にとか、そんな感情もほとんど無く、泣いてるなあ、そりゃそうだよなあ、っていう。いい体験をした。

常設部分もざーっと見た。ゴーリー展の映像音声が漏れ聞こえてるのは好き嫌いあるかもな。短尺の映像だし、同じ音声がずっと聞こえてるから、私は聞こえないほうが好きだな。

作品それらより建物の印象が強い。

水底にいる感じがした。好き。
内と外の照明のテイストも違って。
かわいそうな子ども!
向こうに、海。

なんだか、それはそれで良いのかな……って、ちょっぴり思った。相乗効果があるのが一番良いだろうけれども、今回はなんだか、建物メインになってしまったのが悔しい。


おいしいごはんたべます。