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#11/60 サッカーを観ながら旅してみた(京都サンガ)

2022年夏、京都では3年ぶりに祇園祭の山鉾巡行が決まったので夏休みを取り、サッカー観戦との両立を狙いました。

なお、試合日は山鉾巡行に伴う通行止めもあるので、人の流れを見ながらサンガスタジアムに向かうことになりました。

2022年7月17日 明治安田生命J1リーグ 第22節 京都 vs 広島

京都は相手のミスからしか攻撃のチャンスを作れない我慢の展開でしたが、なんとか耐えるとチャンスが巡ってきます。

後半32分、GKがクロスを被ってしまった隙を突いてゴール前にいた大前元紀選手がヘディングでゴール。セットプレーを蹴っていた記憶もある大前選手、とても器用な選手でした。

スタグル

亀岡駅を降りてすぐの広場はマルシェで、スタグルが販売されています。
可能な限りゴミを減らすためリユースの食器が使われるなど、ここまでのスタジアムではあまり見かけなかった取り組みだなと思いました。

駅前のマンションをぐるっと回ってスタジアムに到着する導線も、広場のおかげで遠回りがそこまで気にならなくなっています。

この日の『京都サンガ』から

保育所、eスポーツやドローンの体験所、足湯、スポーツクライミングにバスケットコート。サッカースタジアムに来たとは思えないほど充実した施設。

東京で新しくスタジアムを造るとしたら、オフィスか高級マンションと一体で、と考えそうなので、地域のためを考えて造られている、と感じました。
歴史ある街に対してまだまだ新しいスタジアムなので、上手に溶け込んでいくといいなと思います。

スイーツの止まり木 in 亀岡

亀岡駅を挟んでスタジアムと反対側にある『京都 亀岡 楽々荘』は、京都の実業家・田中源太郎氏の邸宅として1898年ごろに完成したお屋敷だそうです。庭園と洋館を見ながらのティータイムは、貸切り状態でした。
リンク先が示す通りがんこ寿司の経営なので、時間帯によってはランチやディナーの営業になります。

歩くとしたら駅から少し距離があり、一方で席数が多く、駐車場も広いので車で来る方にもよいかもしれません。

内装は豪華ですが価格は比較的お手頃です
亀岡は京都の奥座敷のような雰囲気で、所々に趣のある建物が残っていました

3年ぶりの祇園祭 山鉾巡行

平安時代起源の祇園祭は、当時流行った疫病を鎮めたいという人々の願いから始まったそう。
世界中を苦しめたコロナ禍の犠牲者の鎮魂を願い見学しました。

山鉾やまほこ懸装品けそうひんと呼ばれる様々な飾りや織物で彩られています。先頭の長刀鉾なぎなたほこには可愛らしいお稚児さんが乗っていて、扇を使った舞を見せると沿道から大きな拍手が送られていました。
久しぶりに祇園祭が開けるー山鉾と一緒に歩く旦那衆の晴れやかな表情は今でも思い出すことができます。

このときは祇園祭の前祭宵山にも参加することができました。
前祭では露店があって夏祭りの雰囲気が味わえますし、各町の山鉾を近くで観察できます。また、屏風祭びょうぶまつりといって旧家や老舗の商店が所有する”お宝”をお披露目しているので、一般公開されている場所を訪ねて歩くのは普段出来ない経験でした。

長刀鉾
船鉾
屏風祭の様子

いい湯だな in 嵐山

夏の京都はとにかく暑い。山鉾巡行を途中で抜けて嵐山に行き、亀岡に向かうというプランにしたので、目に留まったのがこちらの温浴施設でした。

渡月橋のすぐ近くではありますが、部活帰りの学生がいたりします。心身共にさっぱりして観戦に向かいました。地元の人になった気分も味わえるので、観光の途中にいかがでしょうか。


#今度もまたどこかのスタジアムから

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