。(マル)ハラについて考える回
どーも!自称クリエイターしし.です!
今回も、自由気ままにジャーナリング(書く瞑想)をやっていこうと思います。少しのお時間、わたくしのたわごとにお付き合いくださいね。
「しし.さん冷たい」と思った方は、チップをいただくと、わたくしどうなると思います?
「。」から「😊」になります!
ということで本題
まずは、「。」ハラってなんなのかをボクの愛用しているジェミニ君に聞いてみましょう!
まさか、こんな時代が来るとは。
おじさん構文だのおばさん構文だの、なんともやりにくい時代になったものですね。
わたくし、現在42歳なのですが、私の数少ない36歳の友人に、この「。」ハラについて聞いてみると、やはり冷たい印象を受けるのだそうでございます。なので、自分より少し下の世代には、すでにそのような認識が広まっていたようです。
では、私より少し下の世代はどういった世代かを考えてみましょう。
この友人を例に挙げると、私より6つ下ということは、1988年生まれです。この年代は、ギリギリ「ゆとり」や「さとり」世代に該当するようで、また、スマートフォンの普及が2010年頃から増え始めていることから鑑みると、
「コミュニケーションの取り方がモロにテキストメインになっていった時代」
と考えることができるかなと思っています。
わたし達の年代も、懐かしのポケベルやPHSはあったものの、今ほどSNSが普及しているわけでもなく、そもそも、メールでやり取りができるってこと自体にウキウキワクワクしていた世代だと考えられます。なので、絵文字、顔文字のオンパレードです。懐かしいですね。あの頃は私もハートマークを並べたり並べられたりしたものです。(キモ)
それがいつしか、絵文字が多いとおばさん構文、キモい言い回しや長文で返してくるとおじさん構文、しまいには「。」をつけると威圧的。
人間ってのは面白い生き物ですね。この事例は、人間の認知がいかにあっさり変わるかを教えてくれる良い教材になることでしょう。
なぜこうなったのか
ここからはわたしの完全な推測なので、変なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、その時は、(コイツも遂に老害始まったな)と思ってやってください。
それでは、「。」ハラみたいな現象が起こった理由を考察しますと、その理由は大きく2つあると思っていまして、1つが、
「反抗期」
です。
(ん?どういうこと?オマエが反抗期なだけじゃなくて?)
はい、鋭いご指摘ありがとうございます。
これはどういうことかと言いますと、この、「文字をモジッて新たな意味を持たせる」みたいな現象は、大概が「若者のカルチャー」だと思っていまして、わたしが若かりし頃は、「チョベリバ」や「MK5」など、
「俺たち(私たち)にしか通じない共通言語ウェーイ」
みたいなノリがあったように思います。
これが、少し年代が進むと、「りょ」とか「草」とか、…えっと…あんまり使ったことないから他にどんな例があるかわかりません。笑
そういえば、この(笑)とか、「…」を多用する人もイケてないみたいなことをなにかで見たような気がします。気がするだけです。ボクはどうせイケてません。
まぁとにかく、何が言いたいのかというと、
「俺たち(私たち)だけに通じる言葉を持ちたいから大人(親ども)は入ってくんな」
みたいな、親への反抗期的な文脈で、「。」をつけてる大人はダサい。威圧的。怖い。昭和。などと感じるようになったのではと考えています。
ちょっと無理あるかな?
もっと詳しく言いますと、これまでであれば、「チョベリバ」などと言って、若者だけでワイワイできていたことが、現代のSNS時代においては、何でもすぐに共有されるようになってしまった。そのため、大人たちと一線を画したくても、すぐマネされるから大人ウゼーってなったのでは?という見解です。
で、新たなカルチャーを生んでもすぐ大人たちにマネされるのに嫌気がさした結果、
「元々大人たちがやっていることを批判するしか差別化を図れなくなったのでは?」
という考察。
どうです?やっぱ無理ありますかね?
そして、もうひとつの理由、これはシンプル。
「文字数制限による価値観の変容」
です。
SNSって投稿に文字数制限がかかっていたりしますよね。この文字数制限に苦しんだこと、みなさんあると思います。わたしもそうです。
「。」が無ければ、140字以内に収まるのに!!
みたいなこと、何度もあります。
これを何度も繰り返すと、人はどうなるでしょう。
「てゆーか、もはや句読点いらねんじゃね?」
ってなった人が現れ始め、やがてその人々がマジョリティになり、市民権を得て、いつしか句読点を打っている人のほうが少数派、みたいなことが起こり、若者から見た時に、「。」をつけるというレアな行動をしている大人を見ると、「怖い…」「引く…」となるのでは、との考えに至りました。
そう考えると、SNSと共に育ってきた若い人のほうが、「。」ハラを意識しがち、といったことにもガッテンがいくかと思います。
そう育ってきたら、そう思うのも無理ないなぁと思いますね。
一概に、「今の若者は」の一言で済ませてはいけないと思っています。
電話に出るのが怖い若者が増えている、みたいな話にも通じるところですね。我々から見れば、そんなバカな!と思うでしょうが、実際、不思議なもので、最近私も、着信音にドキッとするようになりました。いつしか、
着信=緊急
っていう風に捉え方が変わったんですよね。
「電話してくるくらいだからよっぽどなことだな」
と思うようになったのです。
面白いものですね。
このように、価値観はあっさり変わっていきます。
以上のことを踏まえた上で、わたくしの現段階での「。」との付き合い方を述べさせていただきますと、
「noteの記事のような、「間」も含めて文章をお届けしたい場合は、句読点をふんだんに使い、フランクな間柄でのゆるいチャットや、イエスかノーで答えられるような単純なやり取りに関しては、句読点や文体にそこまでこだわらず即答を重視する」
みたいなスタンスで考えております。
それによって、「。ハラだ!」とか、「。が無いハラだ!」とか言ってくるような人が現れたら、そういう人とは距離を置きます。
そもそも、私の見立てとしては、あと10年、いや、5年もすれば、テキストベースのやり取りから、バーチャル空間の中でのリアルに近いコミュニケーションがメインになってくると思っているので、この「。」に対する価値観も、また変わっている可能性があるのかなーと思っています。
例えば、「。」の変わりに、漢文で習った「レ」点が流行るとか。
振り切ってまったく「。」を使わなくなるとか、それともやっぱり「。」ってエモいよね、となって再評価されるか。はたまた、「。。」みたいな、「。」の数によって感情を表現するようになるとか。
なんにせよ、この「マルハラ」問題は、一時的なものなのかなぁと考えておりますし、こういう問題が起こるのも、現代がテキストによるコミュニケーションに寄り過ぎていることが原因だと考えております。
これに関して面白い法則がありました。
AIジェミニ君に「メラビアンの法則」について教えてもらいましょう。
ここで注目していただきたい所は、言語情報は7%しか伝わらないという驚愕の数字です。
どうりで、XなどのSNSやヤフコメみたいなのは荒れるわけよね。
人間はなんだかんだで、
「体全体を使ってコミュニケーションを図る生き物」
なんですよね。
そりゃそうです。言語の方が後に創られたんだもの。
言語のみでなんとかなるなら体なんていらないんだから。
テクノロジーの進化が早すぎて、人間の体が追いついていないのでしょうね。
それなのに現代は、人から離れるように離れるように向かっているような気がしてなりません。コロナ禍が重なったこともあり、どんどん我々は「ひとり」に向かっているように思えます。厄介なことに、「スマホの登場」によって、「ひとり」を感じずらい状況が作り出せています。そして、気付いた時には、
「あっという間に死ぬ時がきた」
となりかねません。
「スマホをイジってただけなのに」
ですね。映画化されるかもです。
そんなこんなで、長々と「。」ハラについて考えてきましたが、いちばん大切なことは、
「相互理解」
だと思っています。
価値観の変容が激しい時代においては、相手がどのような価値観を持っているのかを推し量り、また、それに対して自分はどのような価値観を持って臨んでいくのかを常に考え、アップデートしていく姿勢が必要だと思っています。
この姿勢がないと、世代間による分断はますます加速するでしょう。
「昭和だよね」
「令和っぽいな」
「平成って一体…」
など、簡単に分類してしまわないことです。
我々はグラデーションの中で生きています。
ひとりひとりに、それぞれの価値観があります。
それを互いに認め合い、時には意見を交わし、対話を重ねて寄り添う姿勢を持たないと、あっさりと日本社会は、コミュニケーション不全に陥りますし、すでに陥っていると考えています。
まずは、
「テキストのみではコミュニケーションがほぼ取れない」
ということを念頭に置いた上で、どういった人間関係を構築していきたいのかをひとりひとりが考え、ハラハラしない、そんな世の中になればいいなぁなんて、心から思います。
最後になりますが、これをテーマに書くに至るきっかけとなった記事がありまして、それがこちらです⇩
ニョコロ*さんの記事、めっちゃスキ。オシャレな言い回しするなーと思いながら、いつも楽しく読んでいます。
気になった方はこちらも読んでみてくださいね!
それでは、長々と読んでいただきありがとうございました「。」
最後「。」で締めたけど、威圧してないですからね!
じゃあな!(ジャーナリングだけに)