「転生モノ、多過ぎひん?」
どーも!しし.です!
今回も、自由気ままにジャーナリング(書く瞑想)をやっていこうと思います。少しのお時間、わたくしのたわごとにお付き合いくださいね。
「たしかに〜!」と思った方は、投げ銭感覚でサポートしていただくと、どうなると思います?
「生きてて良かったー!!」
ってなります!
ということで本題
に、入る前に、調子に乗って「ひん?」とか使ってすみません。
わたしくはここだけの話、東北在住でございます。でも、関西弁はスキです。「ひん」って京都弁らしいですね。一度だけ出張で行ったことがありますが、あまりの道路の細さに終始開いた口が塞がりませんでした。
と、いうことで本題
私はこう見えて、マンガを読んだりするので、よく「GEO(ゲオ)」さんを利用しているのですが、マンガコーナーに足を運ぶたびに思うことがあります。
「エロっ!!」
と。
新刊の棚で、キングダムやカイジやジョジョや彼岸島の最新刊ないかなーと探していると、
「いやエロっ!」
となるのです。
何がエロいって、行ったことのある人ならわかると思いますが、性的表現の強い表紙達が本棚を占拠しているのなんのって。
(あれ?ここエロ本コーナーじゃないよね?)
と思ってソワソワしてしまうほど。
そして、もうひとつ気付いたのです。
「転生モノが多い」
ということに。
「転生したら〇〇だった件」
「転生なんとか」
「異世界なんちゃら」
「無想転生(あ、これは違うか)」
本棚の半分くらいが、転生モノで埋め尽くされていたように思います。
私が10代の頃は、「ドラゴンボール」や、「ジョジョの奇妙な冒険」、「幽遊白書」など、ゴリゴリのバトル系が目立っていた印象ですが、すっかり今は、トレンドが変わっているようですね。おそらく、私が社会に出て、マンガをあまり読まなくなったくらいから、転生モノが流行りだしたのでしょう。
「売れるマンガや書籍はその時代の世相を表す」
なんて言いますが、転生モノが流行るのは、それなりの理由があると思っていて、私の完全独断偏見の極みで推察しますと、
「リアルが楽しくない」
これに尽きると思っています。
「リアルの生活への不満の反動」が、昨今の「転生ブーム」を巻き起こしているのだと考えています。そしてさらに、転生モノに影響を受けて育った若い人達が、
「俺も(私も)書いてみよう!」
と、ペンを取り始めた結果、
「ライトノベル(ラノベ)」の興隆に繋がっているのだろうと推察しています。
ポイントは、「リアルへの不満」です。
そりゃそうよな。
異世界に逃げ込みたくもなるわな。
おじさんも生まれ変わって人生やり直したいもの。
日本って年々、状況が悪化しているようにしか思えないものね。
経済低迷、政治腐敗、格差社会、自然災害多発、追い打ちコロナ…。
こんなんで希望を持って生きよう!とか言われてもな。
苦笑いするしかないわな。
だったら、リアルは捨てて、もうひとつの世界を創り出して、そこに住んじゃえ!ってなるのは、ごくごく自然なことだわな。
わかる…わかるよその気持ち…。
などといったことを考えながら、本棚の前に立ち、ちらちらエロい表紙に目を配りつつ、お目当てのマンガを探すのです。
日本は、先進国にしては幸福度が低いことで知られているのはみなさまご存知かと思います。
[2024年世界幸福度ランキング]
1位フィンランド
2位デンマーク
3位アイスランド
4位スウェーデン
……
51位日本 国連(世界幸福度報告書)より
ということで、相変わらず北欧が強いなぁなんて思いつつ、我らが日本は51位。大体毎年この辺を行ったり来たり。
これについては、生産性の低さなどの、様々な要因があると思いますが、わたくしの個人的見解としては、やはり、
「リアルがつまらないからじゃね?」
と思うのです。
今の暮らしに満足できていないのに、幸福もなにもあったもんじゃなく、そのやるせない想いが逆にエネルギーとなり、「仮想の世界」に対する想像力が育まれ、ゲームやアニメの文化の躍進が進んだのではないかと思うのです。
また、日本人は、内向的な気質を持つ人のほうが多いのかなと思っていて、内面の世界を探ることで、人間の心の機微に迫るような作品を生み出すことができるのだろうと思っております。
まとめますと、私の考察は、
「リアルがおもんないから別世界に居場所を求めた結果、転生、異世界モノが隆盛を極めた」
と、エロ際どい表紙を見ながら考えたのです。
この考察が的を得ているのであれば、なんとも皮肉なものですね。現実が面白くないことで、世界に誇れる日本の文化が育つという…
そもそも、日本という国は、情緒溢れる国だと思っていて、和歌や俳句なんかが良い例で、限られた文字数に想いを込め、詠む者、聴く者に最大限の想像を掻き立てさせる、美しい文化だと思います。
この、想像力豊かな日本が、異世界ではなく現代に戻ってきたら、とてつもない力を発揮することでしょう。イノベーションなどちょちょいのちょいです。日本は、進む方向さえ定まれば、爆発的に進化するポテンシャルを秘めていると思っています。試合が終わってからみんなでゴミを拾うなどの、
「海外では考えられないアンビリーバボーな行動を取ることができます」
この精神が、リアルでも、あっちの世界でも実践されるようになれば、ワンチャンあるんじゃねーの?って思ってます。
そんなことを、本棚の前で考えながら、エロ際どい表紙が気になりつつも、エグさ満点の「彼岸島」を手に取るのでした。
まぁ、この作品も、異世界みたいなもんか。
それでは今回はこの辺で!じゃあな!