古代の不思議な生き物ハルキゲニア
ハルキゲニア
Hallucigenia〈幻想を生むもの〉
太古の海に生息していた、1〜3cm程の不思議な姿の生き物です。
発見当初の復元は、今の復元図とは天地も前後も異なる姿でした。
1977年、トゲのような2列の脚があり、背中に触手のある生き物として復元されました。しかし1992年、触手の先端に爪が見つかり、トゲが背中についている触手のような脚のある生き物であることが分かりました。
また2015年、頭だと思われていたところは実はお尻側で、お尻だと思われていたところに目と歯が見つかり、前後が逆だったことが分かりました。
ハルキゲニアは、カンブリア紀という5億4200万年前〜4億8830万年前の時代の生き物ですが、カンブリア紀にはたくさんの不思議な生き物が生きていました。興味がある方は、ぜひ調べてみてください。
日本画でハルキゲニアを描きました。↓
「ハルキゲニア」2021年、SM、麻紙ボード、岩絵具
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