運動指導の幅を広げる!「CMS」の方法からバリエーションまで徹底解説
スポーツやワークアウトにおいて
パフォーマンスを引き出し
怪我のリスクを減らすためには
適切なウォームアップが不可欠ですよね
しかし
多くの従来のウォームアップは
全身の可動性、安定性、運動制御を
十分に活性化できていないのが現状です
そこで、この問題を解決する
コアモビリティシリーズ(CMS)をご紹介します
今回はこのCMSの具体的な方法を紹介していきたいと思います
CMSとは?
Core Mobility Series (CMS) は
Mitch Hauschildtらによって開発された
エクササイズです
CMSは、スクワット、ランジ、プッシュ、プル、プランク
個別のエクササイズとして独立して行われることも多い動作を
スムーズに繋ぎ合わせ
途切れることなく連続して行うように設計されています
これらの動きは
私たちの日常的な動作やスポーツ動作の
基礎となるものになります
一連の動きを連続で行うことで
機動性、スタビリティ、モーターコントロールを
同時に向上させることを目的としています
CMSは、以下の様な多くのメリットを提供します
全身的可動性と安定性の向上
CMSは、全身の主要関節(足首、股関節、胸椎など)を
フルレンジで動かすことで
可動性と安定性を効果的に高めます
従来の静的ストレッチとは異なり
CMSは自重による負荷を用いることで
より機能的でスポーツに特化した可動域の向上を実現します神経系の活性化とパフォーマンス向上
可動域の限界付近でのトレーニングは
神経系に適度な刺激を与え
活性化させる効果があります
CMSの実施により神経系が活性化することで
筋出力、反応時間、コーディネーションなどが向上し
パフォーマンスの向上が期待できます運動制御の向上と怪我リスクの低減
CMSは、立位から床への移動
そして再び立位に戻るという
スポーツ動作によく見られる動きをシミュレートしています
この一連の動作を通して
運動制御能力を高め
スポーツ中の予期せぬ動きにも対応できるようになり
怪我のリスクを低減します多様なレベルへの適応性
CMSは、初心者から経験豊富なアスリートまで
幅広いレベルの方に適応できます
また
プッシュアップの追加やストレッチ時間の延長など
個々のニーズや目的に合わせて
自由に修正を加えることが可能です実施場所を選ばない簡便性
CMSは特別な器具を必要とせず
清潔で平坦な場所であればどこでも実施できます
そのため、競技場やジムはもちろんのこと
自宅でも手軽に行うことができます
このようにCMSは
全身の可動性、安定性、運動制御を高め、神経系を活性化することで
アスリートのパフォーマンスを最大限に引き出します
CMSの具体的なやり方
CMSでは以下の流れで実施していきます
CMSをどのように使うか?
CMSは様々なシーンで活用できます。
以下に具体的な応用例をいくつか挙ます
a) アスリートのウォームアップ
試合前のウォームアップとして実施
b) リハビリテーションプログラム
段階的な負荷増加が可能なため、リハビリ初期から後期まで使用可能
c) コンディショニング
定期的なCMS実施によるモビリティとスタビリティの向上
怪我予防のためのプログラムとして活用
d) フィットネスクラス
グループエクササイのウォームアップとして導入
e) 高齢者機能の改善
高齢者のバランス能力と全身協調性の向上や転倒リスクの軽減として使用
CMSのバリエーションとプログレッション
CMS は柔軟性が高く、様々なバリエーションやプログレッションが可能です。以下にいくつかのアイデアを紹介します。
a) 時間と回数の調整
プランクの保持時間30秒に延長
プッシュアップの回数を15回に増加
b) 動作の追加
シリーズの最後にタックジャンプを10回追加
ランジポジションでの体幹回転回数を増やす (投球競技選手向け)
c) 難易度の上昇
四つ這いを伏臥位に変更し、肩甲帯と股関節の可動性要求を高める
シングルレッグスタンスでの動的バランス課題を追加 (目を閉じる、不安定面上で実施など)
d) スポーツ特異的な動作の組み込み
テニス選手向け:オーバーヘッドスクワットからのサーブ動作模倣
選手向け:ランジポジションからサッカーのキック動作
e)リハビリテーション特化型
膝前十字靭帯再建後:四つ這い位での股関節外転強化を追加
肩関節周囲炎後:Tローテーションの回数を増やす、肩の可動性焦点
まとめ
CMSは従来のウォームアップの概念を拡張し
より機能的なアプローチを提供しています
皆さんもCMSを試して
これを基本に動きを組み合わせれるか考えてみてください
考えること自体、とても面白く、勉強になりますよね
そして、ぜひその工夫を共有していただければ幸いです
一緒に、より効果的な方法を探していきましょう
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