理学療法士キリツ@姿勢コントロール

【姿勢セミナー講師】専門家・一般向け姿勢セミナー実施|理学療法士臨床10年以上→Twi…

理学療法士キリツ@姿勢コントロール

【姿勢セミナー講師】専門家・一般向け姿勢セミナー実施|理学療法士臨床10年以上→Twitter開設し70,000フォロワ→出版社や企業で講演やイベント出演→姿勢セミナー開催→専門家向けにnote販売中|年齢に負けず根本から体を良くするため姿勢をコントロールできる方法を配信中

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本気で姿勢改善したい人へ

姿勢を改善するには 正しい姿勢の知識が必要です しかし 一人で情報を集めて運動をやるのは難しいですよね そこで キリツの姿勢セミナーでは あなたの悩みを解決するため オンデマンドで 姿勢改善する 配信サービスを提供しています アーカイブ動画なので いつでもどこでもスマホやPCで 受けられます 気になる悩みについて ちゃんとした知識をもとに 本気で姿勢改善するためのセミナーです ・猫背や巻き肩を改善するための胸ストレッチセミナー ・反り腰を改善するための腹筋セミナー

    • 股関節内転筋を効果的に鍛える

      はじめに 股関節内転筋、特に長内転筋の機能不全がおこると 鼠径部痛や運動制限の原因となります また、歩行や走行、動作時の股関節の安定にも 内転筋は重要です そのため 最適な内転筋強化運動を 選択したいところです 今回は、Delmoreらによる 「長内転筋の活動レベル:股関節運動における筋電図学的分析」 を参考に 様々な股関節運動における 長内転筋の活性化レベルについて 解説していきます この研究結果を踏まえ より効果的なプログラムの立案に 役立てていきましょう 長

      • 大腿筋膜張筋の活動を最小限に抑えながら臀筋を活性化するエクササイズとは?

        はじめに 股関節周囲の筋機能は 歩行やスポーツ動作など 様々な動作において重要な役割を果たしますよね 特に 中殿筋や大殿筋などの臀筋群は 骨盤の安定性や下肢アライメントの制御に貢献しています しかし これらの臀筋群の機能不全は 膝蓋大腿痛、腸脛靭帯症候群、前十字靭帯損傷、腰痛など 様々な筋骨格系障害のリスク因子となることが指摘されています これら障害において 股関節内旋筋である 大腿筋膜張筋(TFL)の過活動と臀筋群の筋力低下 そして それに伴う股関節の内旋や内転な

        • 運動指導の幅を広げる!「CMS」の方法からバリエーションまで徹底解説

          スポーツやワークアウトにおいて パフォーマンスを引き出し 怪我のリスクを減らすためには 適切なウォームアップが不可欠ですよね しかし 多くの従来のウォームアップは 全身の可動性、安定性、運動制御を 十分に活性化できていないのが現状です そこで、この問題を解決する コアモビリティシリーズ(CMS)をご紹介します 今回はこのCMSの具体的な方法を紹介していきたいと思います CMSとは? Core Mobility Series (CMS) は Mitch Hauschi

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          肩甲骨の後傾を活性化するには?~下部僧帽筋と前鋸筋にフォーカスした運動戦略~

          肩甲骨周囲筋の中でも 特に下部僧帽筋(LT)と前鋸筋(SA)は 肩甲骨の後傾、上方回旋、外旋に関与し 肩関節の安定性と機能に重要な役割を果たします これらの筋力低下や機能不全は 肩関節インピンジメントや腱板断裂 肩関節不安定症などの様々な肩関節疾患の リスクを高める可能性があります 専門家にとって 肩甲骨の後傾に関わる筋を効果的に活性化し 強化する運動療法を選択することは 肩関節疾患の予防とリハビリテーションにおいて 非常に重要です そこで本記事では 下部僧帽筋と前鋸筋

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          腹横筋を最適に鍛えるポジションとは?体幹トレーニングプログラムを提供する方法

          深層筋である腹横筋は 体幹の安定性において重要な役割を果たしており 腰痛予防やパフォーマンス向上に 貢献することが知られています しかし、腹横筋のトレーニングには 様々なエクササイズやポジションがあり 「どの方法が最も効果的か?」 という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか? 本記事では、超音波画像診断を用いた研究結果を踏まえ 腹横筋を最適に鍛えるための効果的な ポジションについて考えたいと思います 異なるコアスタビリティトレーニングポジションにおけるドローインとブレ

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          首の痛みにどのように対処する?

          はじめに 首の痛みを訴える方は多いですよね つらい痛みをなんとかしたいということで その対応として マッサージばかりやってしまうことがあるかもしれません でも、痛みがあるとき マッサージをすればそれでいいのでしょうか? 今回は、首の痛みを軽減するだけでなく その後の痛みの再発を予防することが 期待できる方法について 研究論文を紹介しながら詳しく解説します 首の痛みに対する首の安定化運動の有効性:ランダム化比較試験 この論文は 首の痛みの治療において首の安定化運動が

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          階段昇降って体幹を鍛えることができるの?

          今回は 階段昇降中の腹部の凹み(AH)が 体幹筋の活性化に与える影響についての 論文を紹介します 階段昇降は 心肺機能や骨密度、バランス能力の向上など 多くの健康メリットをもたらす運動です さらに 階段昇降中に体幹筋を同時に鍛えることができれば これらのメリットに加え 体幹の安定性を高める効果も期待できます 本論文では 階段昇降中に腹部を凹ませる動作であるAHを伴うことで 体幹を安定させる局所筋の活動を 促進する効果があるのかを調査しました 論文の内容要約 この論文は

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          多裂筋を効率的に活性化する方法とは?

          多裂筋は脊椎の安定性を維持し 腰痛予防に重要な役割を果たす筋肉です しかし 長時間 同じ姿勢での作業や運動不足などにより 多裂筋が弱体化しやすく それが腰痛の原因となるケースも少なくありません しかし 従来の体幹の安定化運動では 多裂筋だけでなく 体幹の大きな筋肉である 最長筋も一緒に活性化してしまうため 多裂筋をピンポイントで 鍛えるのが難しいとされてきました 今回は多裂筋の活性化の論文から ピンポイントで多裂筋を鍛える方法を 紹介します 多裂筋を効率的に活性化する方

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          深層から始める体幹トレーニング:安定性を高める秘訣と実践方法

          深層部から安定性を高める体幹は 人間の身体の中心であり あらゆる動きにおいて 重要な役割ですよね この体幹の安定性を高めるためには 体幹筋を効果的に鍛える必要があります では一体どのように体幹を鍛えればいいのか? そのトレーニングの方法を今回は紹介します Draw-inとBracing 腹部の安定を向上させるトレーニングの方法 基礎的なトレーニングとして 以下の3つの方法があります Draw-in: 腹横筋のみを収縮させ 内腹斜筋の収縮は最小限に抑えることができ

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          固有受容覚トレーニングとは?その効果と方法、そして課題

          リハビリの効果や日々の生活の質 またはスポーツのパフォーマンスを向上させたいものです 運動方法について論文を調べていると 固有受容覚トレーニングという言葉を 耳にしたことがあるかもしれません 固有受容感覚は 筋・腱・関節にある固有受容器により提供される 身体の運動や位置についての情報で 身体がどのように動いたかについて 大きな役割を果たしている感覚です つまり 目をつぶっていても 自分の腕や脚の位置の動きがわかるのは この固有受容感覚のおかげです 近年 固有受容覚トレ

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          小さい巨人!小殿筋その機能とは?

          「小殿筋」という名前は 聞いたことがあっても どんな役割をしているか知らない方もいるかもしれません この小さな筋肉は 私たちの日常生活において 特に歩行や片脚立位において 非常に重要な役割を担っています 小殿筋は 股関節お尻の深部に位置する筋肉で 股関節の外転筋の一つです 大腿骨の頸部とほぼ平行に走行しているのが特徴で この構造が小殿筋の重要な機能を支えています 小殿筋の働き 小殿筋が収縮すると 大腿骨頭を寛骨臼(かんこつきゅう) と呼ばれる骨盤側のくぼみに引き込み

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          小殿筋の解剖学

          小殿筋(GMin)は 歩行中の股関節の安定化、股関節外転など 数多くの動作に関わっています 小殿筋の役割と股関節機能不全への関わりを理解するためには 解剖学的構造に関する知識が不可欠と思います 今回はGMinの肉眼的解剖学に焦点を当てた系統的レビューから GMinの構造と神経支配に関する情報を紹介します 今回参考引用した文献は以下のものです https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ca.22004

          足のコアシステム

          足のアーチの発達は進化的に 人が走り始めたとき足にかかる負荷が大きくなったことと 同時に起きたと言われています アーチの動きと安定性は 内在性筋と外在性筋によって制御されています まるで骨盤帯のコアに類似点のある 足コアシステムについてや そのシステムを構築する要因 コアシステムのトレーニング方法 について紹介していきます 体幹部のコアとの何が類似しているか 体幹部と同じように足にも アーチを安定させるローカルマッスル(足底内在性筋)と 足を動かすグローバルマッスル(

          大殿筋を鍛えるためエクササイズをどのように選択するか?

          僕たち臨床家は 大殿筋のトレーニングを提供するときに 本当に効果的にアプローチできているのか その活動レベル自体を直接目にすることはできません 姿勢や動作から推測することはできても 実際に大殿筋がどれだけ活動しているのか そして その活動を最大限に引き出すために どうすればいいのか 明確にすることは難しいですよね そこでこのnoteでは 大臀筋の活動を最大限に生かすための エクササイズ選択について 最新の体系的レビューから得られた知見を共有し 臨床のヒントを提供したいと思

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          腰椎骨盤帯を安定するための新しい視点

          下部体幹機能は重要で 腰痛や体のパフォーマンス改善にも 必須であると考えられます 特に下部体幹の中でも 多裂筋 (LM) と腹横筋 (TrA) は この安定化に重要な役割を果たす 局所筋として注目されています しかし、これら2つの筋肉を効果的に トレーニングする方法については まだ明確な答えがありません 腰椎骨盤帯を安定させる 運動の新しい視点を提示する研究があり 今回はこちらの研究を紹介します https://www.tandfonline.com/doi/full

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