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CHILLという需要

少し前から
「CHILLOUT」という
リラクゼーションドリンクが出てきましたね。

私はその存在を知った瞬間に
「それだ!」と思いました。

ギャバやテアニン、ヘンプというような
成分が含まれています。

少し前まではレッドブルやモンスターなどの
エナジードリンクが流行っていて
仕事の連勤で疲れている時などには
私ももう一踏ん張りする時に
頼ってしまうようなことが
若い時によくありました。

とくに1社目のブラック企業に
勤めている時などは
ブラック企業にありがちな「気合い」を
求められていたので
より自分のモチベーションを 
奮い立たせるために必要だと
感じていました。

ただパニック症状を引き起こすように
なったのもこの頃からで
パニック症状こそが
過剰な興奮により全身の交感神経が
あまりに優位になりすぎてしまい
息を吸うことばかりで
吐けなくなるという
過呼吸状態を引き起こしていました。

気合を入れるクセを作りすぎると
リラックスするべき時に
副交感神経がうまく働いてくれず
消耗してしまいます。

結果として仕事の成果を出す為に
「気合い」や「踏ん張り」が必要になる
という悪循環に陥ってしまいました。

私自身はよくこの罠にハマっていましたが
私と同年代の社会人などは
少なからず頷けるのではないのでしょうか。

その後時代の流れが変わり
「ゆとり教育」が始まり
「気合い」や「努力」で
必ずしも成果が出ないことがわかり
ひろゆきさんなどの定評する
「がんばらない」という戦略が
流行るようになってきました。

私自身もその流れに関して
深く実体験を以て
共感している部分が多く
自分的には「サボってるかな?」
と思うくらい少しくらい力を
成果が変わらなかったり

むしろ肩の力が抜けたことによって
周りに目を向けられるようになり
逆に出来るようになったことが
増えたように
すら感じました。

「頑張らない戦略」は
当時の多くの社会人にとって
よく効く処方箋だったのです。

その後自律神経失調症について学び
現代人は呼吸が浅く
過呼吸気味だということ

副交感神経を優位にするためには
今まで以上に
呼吸を「吐く」ことを大事にすること
などを学びました。

人は緊張すると息をたくさん吸いますが
そもそも吐く力が弱いと
たくさんの空気を吸うことが出来ません。

緊張しすぎるあまり
「吐く」力が弱い現代人が
多いということです。

それはまるで今まで押してばかりいて
なかなか開かなかったドアが
実は引けば簡単に開いたり

どんなに頑張っても報われない
多くの人たちの八方塞がりな状況を
解放する考え方でした。

まさに今時代が必要とするのは
「気合い」や「緊張感」とは
逆の働きをする力でした。

だからこの商品が出たということは
多くの現代人がそれに気づき始めているから
なのかと感じました。

おそらく時代がもうすこし早いならば
仕事の時にCHILLOUTしてんじゃねぇよ
とすら言われていたでしょう。

今なら多くの方がわかるでしょう。
CHILLOUTが仕事の上でも
大事だということを。

「緊張」や「気合い」も大事な時も
あるのだと感じますが
今の世の中では逆にパフォーマンスを
落とす原因の一つとしても扱われています。

押す力と引く力
いい具合に使い分けていきましょう。

「CHILL」という概念は
それに気づくきっかけを与えてくれていると
思いました。


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