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イライラや恐怖は知ることで治せる

本日健康診断に向かうために
バスに乗っていたら
後ろからドンドンとシートを蹴ってくるような
音と振動が鳴ってきました。

その時は私と同じくらいの歳の
女性の姿しか見えなかったので
「なんだよ」
と思いながら少しイライラも
覚えていました。

あまりにも激しいので
チラッと後ろを見ると
小さい男の子がいるようで
「なんだこどもか」と
それからはドンドンも気にならなくなりました。

私が後ろの座席に小さい男の子が
いるとわかる前と後とは
同じ現象でもストレス度合いが
変わったのです。

こういったことは
往々にして他にもあるなと感じました。

例えば電車やバスや車などの揺れは
私たちの多くは物心つく頃から
慣れていますが
同じ震度の揺れが地震ならば
結構パニックになるのではないかと思います。
(建物の崩壊とかを抜きにして)

ただ日本人にとってはその地震すらも
もう慣れている人も多く
震度3くらいまでなら
「なんだまた地震か」
と感じることも多いかと思います。

要は頭の中で理解出来ているかどうかで
恐怖や怒りの度合いが違うのです

先程のシートの例でも
「イライラした」という私の怒りには

なぜ大の大人が前に
人がいるってわかっているのに
ドンドンし続けるんだ

何が起こっているんだ?
どんな得体の知れない人なんだ?

と「不安」や「恐怖」が含まれていたのは
否めません。

人は自分と同じような
見た目をしている人間が
自分では到底実行しないような動きを
する様を見ると恐怖を感じるようです。

それを考えると
これは感覚なのですが
身体障碍を持つ人よりも
知的障碍を持つ人の方が
なんだか生きづらそうに見えてしまうのも
そのせいなのかもしれません。

障碍者に対する迫害というのは
「畏怖」が含まれています。

今だからこそ
どんどん科学が進んで
理解に苦しむ行動のほとんどが
その「障碍」によるものだと
わかってきて知識も浸透したからこそ
差別は良くないものという考えも
浸透してきたのでしょうが

それでもまだ「健常者」と「それ以外」に
分類される機会が多く
私たちの多くは「障碍者」と接点すらないので
頭ではわかっていても
「畏怖」は消えないのです。

飛行機はこの世界の中で
一番安全な乗り物だと
みんなが知っているのにも関わらず
車や電車やバスに比べて
単純に乗る機会が少ないので
怖いと感じる人も多いのです。

私だってその一人でした。
飛行機を怖いと感じていましたが
飛行機に乗る機会が増えて
ようやく一人で乗っても
恥ずかしくないくらいに
恐怖は薄れました。

いろんなところに
旅行をしたい私にとって
飛行機に一人で乗れないことによる
デメリットの方が大きいと感じたからです。

最初は離着陸の時は常に
緊急着陸態勢を勝手にとっていて
周りの人から白い目で見られていました。笑

血に対する恐怖症も
看護師さんなら「もう慣れた」と言います。

すべての恐怖症は
「知る」こと
「慣れる」こと
「理解する」ことで
克服できるのです。

もちろんそれには上記の私のような
目的があってこそ
人ははじめて向き合うのでしょうが。

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