インド編#1 「はじめてのコルカタ、3回目のインドへ」
2023年の9月から約1ヶ月ほど、インドに行ってきました。
インドに行くのは3回目、配偶者と行くのは初めて。
どうしてインドにこんなに惹かれているのか…
自分でもよく分からないほど魅力あふれるインドのことを
ゆる〜く書いていこうと思います。
6年ぶりのインド、はじめてのコルカタ
インド3回目にして初めて降り立ったコルカタ。2017年に訪れて以来、6年ぶりのインドでかなり緊張していた。今回の旅は約1ヶ月ほど。久しぶりのインドに耐えられるのか、インド人に騙されないか、お腹を壊さないかなど不安はたくさんあったけれど、久しぶりのインドにワクワクしていたのも事実。
深夜に到着したこともあり、空港はしんとしていた。夜中に出歩くのは危険なので空港泊をして、翌日の朝に出発することにした。
久しぶりのインド。久しぶりの空港泊。久しぶりのクラクション。そして、久しぶりの熱風。相変わらずインドは暑いなあ〜、と思いながら空港からコルカタの中心地へ。でっかいパックパックを背負って、30度以上の気温の中移動するのはもちろん大変だった。
ネットに落ちていた中心地への行き方を見ながら、街をうろうろ。あいにくその情報はすでに古いもので一筋縄にはいかなかったけれど、どうにかこうにかコルカタの中心地へ。
事前に予約していた宿は架空のもので存在しなかったし、1時間ほどで中心地へ行けるはずだったルートは工事中で実際には3時間ほどかかったし、排気ガスの影響で空気は悪いし、もちろんとてつもなく暑い。2023年の日本の夏を過ごしてきた私とて、やはりインドの暑さには勝てない。
インド1日目にして、インドの洗礼を受けた。
やはりインドは思うようにいかない。
1日目はインドのバックパッカーの聖地といわれる「サダルストリート」に泊まることにした。疲労困憊でヘトヘトだった私たちに、宿探しをしている余裕はない。1軒目に入った宿を即決し、エアコンのある部屋をゲットした。
貧乏バックパッカーを想定していたのに、宿の値段は二人1泊3000円くらい。エアコンはついているけれど、別に綺麗ではない。6年前のインドは一人1泊300円くらいの宿もあったくらいなのに、どうやらかなり値上がりしている。
ひとまず休憩をして、夜はサダルストリートへ。一昔前には日本人がたくさんいたらしいけれど、現在は韓国人の方が多いみたい。スマホが普及したことで、事前に情報を手に入れやすくなったことも影響しているらしい。
それにしてもサダルストリートは人が多かった。行き交う人々はみんなインド人。外国人にはあまりすれ違わなかった。物乞いの数もそんなに多くなかったな。
街をぶらぶらと歩きながら、気になるストリートフードをいくつか食べた。楽しみにしていたビリヤニは、思っていたほどおいしくはなかった。「京都のThilagaで食べたビリヤニの方が美味しかったなあ」なんてことを思った。
コルカタで一番好きだった場所は、シアルダー駅周辺のマーケット。日本語ペラペラのインド人が声をかけてくるわけではなく、自分のペースで回れるのは嬉しかった(サダルストリートはすぐに日本語で話しかけられる)。
野菜、洋服、ケータイ、お菓子、チャイ、ビリヤニ、ラッシー…さまざまななものが販売されており、ここに行くだけであらゆるものが揃うだろう。どこを歩いてもインドらしいギュウギュウの人口密度のなかで、たくさんの人々が買い物を楽しんでいた。
ここから歩いて20分くらいの宿に、帰国する前3日ほど滞在した。外国人とインド人が混在するゲストハウスで、いろいろな人と話せた。ドミトリー・エアコン・朝ごはん付きで一人1000円ちょっと。
これまで2回インドを訪れたことがあったけれど、宿泊する宿にインド人が泊まっていたことはなかった。宿には日本人をはじめとする外国人ばかりで、当時はほとんどインド人をみた記憶がない。
今回6年ぶりにインドを訪れてみて、ゲストハウスにインド人がわんさかいた状況にかなり驚いた。それくらい6年で彼らの状況は変化しているのだろう。宿の価格も高騰しているし、インド人の装いもはるかによくなっている。私たちが日本で暮らした6年という月日は、きっとインド人にとって変化の6年だったんだろうな。