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長々と雑に紹怪 くそたれ女【宮城県
なんともひどいネーミングではありますが、山田野理夫氏の著書にある、宮城県に伝わるとされる怪異譚です。
その内容は次のようなもの。
ある日の夕刻、米屋を営む家に、紙がくしゃくしゃで鼻を垂らした小汚くみすぼらしい女が訪れ、
「握り飯食わしてくれぇ。あ、でも折角なら炊き立てであったかいのがええぞ^^」
と図々しいことを言ってきました。
普通なら早々に追い払うところでしょうが、どうも米屋の親父が気が良
長々と雑に紹怪 【釣瓶火】
釣瓶火とは
鳥山石燕の画図百鬼夜行に描かれた火の妖怪である。別名はつるべおとし(つるべおろし)。つるべおとしは大きな首が落ちてくる妖怪として紹介されてもいるが、本noteでは同名別個の妖怪として扱いたい。尚、江戸時代の怪談本である「古今百物語評判」では「西岡の釣瓶おろし」という怪火が紹介されており、これが釣瓶火の原典であるようだ。この妖怪の特性は、四国、九州地方において、夜間に山道を歩いて
長々と雑に紹怪【袖引き小僧】
袖引き小僧とは初回は袖引き小僧をテーマに取り上げていこう。
袖引き小僧というのは、夕暮れなどの時間、通りなどを歩いていると後ろから袖を引いてくる妖怪である。
袖を引かれて振り返るがそこには誰もおらず、気のせいかと向きなおすとまた引いてくる。という悪戯めいたことを行ってくるとされる。
水木しげる御大の著書では姿を与えられてはいるものの、現象としての妖怪として捉えてよいものだと思われる。
意外なこと