長々と 雑に紹怪 【一反木綿】
一反木綿とは現代において妖怪さえ知るのであれば知らぬ人はいないであろう妖怪、一反木綿。ところが、元来一反木綿の出没地域は鹿児島県肝属郡高山町という極めて限定的な、おらが村のご当地妖怪であった。これをここまで有名にしたのは、言わずものがな水木しげる御大、そしてその作品「ゲゲゲの鬼太郎」であることは間違いない。同作品においての初登場は「妖怪大戦争」の回で、実は新聞広告で、報酬の金目当てで募られた妖怪の一体であったことはほぼ忘れられている(子泣き爺、砂かけ婆、塗壁も同様)。
同作に