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星に願いを

「NASAが無人宇宙飛行を行う」

と、夕方のニュースが目に飛び込んできた。

我が家は宇宙好きのため、

「有人(飛行)?!」

と、一瞬にして夕飯の準備をしていた家族の手が止まり、テレビへその視線が注目されたが、「無人飛行」と聞き「なんだー」と一瞬にして解散した。

家族と同じように私も宇宙が好きだ。

好きな天体をあげると

「エンケラドゥス」

これに尽きる。

1789年にイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルが発見した土星の衛星だ。
星の表面を氷で覆われ、星全体にいくつもある割れ目が間欠泉と見られそこから水蒸気が噴射している。

エンケラドゥスを初めて目にした時、人がそこに住むことは出来ないが、もし人がその地に降り立つ事ができたなら、吹き出すいくつもの水蒸気をバックに大きな大きな土星を間近で観測することが出来る。

そんな夢のある話しをテレビの天体番組では紹介されていた。

夢のある話だ。

そしてその夢をいつか実現させたい。
今ある人生で1度でいいからエンケラドゥスに行ってもう最悪そこで生涯を終えていいと思う。

本望であり願望だ。

数ある天体からこんな近くにそんな夢のような星が存在するなんてこんなロマンチックなことはないと、初めて知ったその日から私の生涯の夢が決定した。

だが、現時点でエンケラドゥスにたどり着くことができるのは無人宇宙飛行のみだ。

残念だ。

そもそも私は宇宙を目指しているが、宇宙飛行士ではないのだ。

これまた残念だ。

そんな中、木星の衛星でもあるエウロパを始め、エンケラドゥスに吉報がまいおりた。

なんと!!

生命が存在している可能性があるとNASAが発表したのだ!!

エンケラドゥスには豊富な水素があり、そこに生命がいる可能性が高いとの見込みだった!!

これだけでも夢が現実へと近づいたそんな気さへしてくる素晴らしい報告だった!


これは!直接エンケラドゥスに行けなくともエンケラドゥスの生命体とお友達になれるチャンスなのでは!?とまさかまさかの報告に期待値MAXの私。

微生物が観測されたのなら、それは歴史的にも大きな意味がある。この太陽系の中で、地球以外の天体に生命が誕生しうる可能性が見えてきたとなれば、この広大な宇宙に他生命とやり取りをすることができるやも知れないそんな話へと繋がる可能性があるのだ。

素晴らしい!!

地球温暖化による空気汚染や海抜上昇の原因や、人口増加による土地の確保と、さまざまな要因から月や火星への移住を考える企画が挙げられるなどしたが、宇宙に生命がいるのであれば地球と別の星との行き来も夢ではないのだ。

誰もが宇宙を旅し地球以外の生命と外交を重ねることが出来たのなら地球温暖化等の問題だけでなく、あらゆる文明の発展にも繋がっていくのではないかと思う。

そんな夢ばかりの話だが、広大な宇宙へ意識を飛ばすだけでもあらゆる可能性が見えてくる。

宇宙を考えることは私たちが住む星、地球を思うことと同じように思う。

銀河系の端っこの太陽系の中の小さな星であるがこれほど恵まれた星に住むことができていることはとてもありがたいことだ。
どこか遠くの星に住む生命体がそして地球に住む私たち人類が、今日も明日も明後日もそして何十年何百年何千年、何万年と多くの幸せを持って過ごすことが出来ますように。

星に願いを込めて☆

終わり

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