#23「お正月スナップ」FUJIFILM X-T5
明けましておめでとうございます。
お正月休みラストのsirokumaです。
今年もカメラの話題、スナップを中心にnoteを投稿していきますのでよろしくお願いします。
2025年最初の記事は地元福島に帰省した時のスナップを紹介します。
子供が生まれてから初めての帰省。
独り身の頃とは違って色々と考えさせられました。
それではどうぞお付き合いください。
“福島”へ
私の生まれは福島県の片田舎。
家の裏には田んぼが広がる東北の風景。
妻と息子と3人で帰る初めての帰省です。
あいにくの大雪でフライトは予定の1時間遅れ。
くたくたになって到着すると私の父が迎えに来てくれていました。
難しい顔をしていてとっつきにくい父。
この時ばかりは優しいおじいちゃんの顔。
その顔を見てなんだか一安心。
私が小さい頃から通っていた神社に初詣へ
これからの家内安全を願ってきました。
今年一年が穏やかで健康で過ごせますように。
生まれた時の“自分”と出会う
夜に息子を囲んで酒を飲んでいると、父が昔のアルバムとビデオを引っ張り出してきました。
北海道に引っ越してからすっかり見ることがなくなった過去の自分。
そこには先だった母の姿も。
36年前に撮られた8mmには生まれたての私が写っていました。
父と母に見守れらながら幸せそうに眠る私。
記憶にない映像に驚きながらも、私も愛されて生まれてきたという当たり前のことに気が付かされました。
若かりし頃の亡き母の姿を久しぶり見て涙する父の顔。
そこには父と母がいちばん幸せだったこの時間が残っていました。
次の日の朝に撮った一枚。
家のまえの小さな公園。
36年前の私を父が撮った一枚の写真と同じ構図で。
父と私、そして息子が一つにつながったような気がしました。
お正月snap〜ノスタルジックネガ〜(作例36枚)
エピローグ
初めての息子を連れての帰省。
それは自分の誕生と出会う旅になりました。
36年前に福島で生まれて、北海道で生きている私。
子供の頃には想像もしていなかった人生を歩んでいます。
父が撮った写真とビデオにはあの時の思い出が残っていました。
今度は私が息子と共に生きる番。
北海道のこの地で家族と共にたくさんの思い出を残していこうと思う、年の始まりなのでした。