動きが大きい
保健師の女性に言われたこと
下の子が生まれて3ヶ月ほどたったある日、電話で市の保健師が訪問したいと連絡してきた。上の子は他県で生まれ、3歳の時に今の住居に引っ越したので、保健師はその日初めて子ども二人と対面した。
上の子は物怖じしないタイプで誰にでも話しかけるし、興味が湧けばどんどん行動するタイプだった。上の子を見た保健師が「動きが大きいですね」と一言。
なんだかわからないが嫌な言い方だなと思った。
動きの大きいことの何がいけないんだよ、と内心思った。
たったそれだけだが、この保健師と話しても嫌な気分になりそうだと感じ
適当にいい感じに返事をして早々に帰ってもらった。
それが最初のうちの子に対する周りの目の違和感。
上の子の困りごと
困りごとで思い出すのは夜泣きが酷かったこと。
深夜1~3時頃、急に大泣きしだす。
おんぶしてもだっこしてもなかなか泣き止まない。
寝着くまで2時間以上だいたいかかった。
記憶にあるのはそれくらい。
実父には「癇癪玉ありそうだ」と言われたがよくわからなかった。
1歳頃に歩き始めたし2歳頃普通に話し始めた。
ストライダーも乗り回したし、近所の子どもともよく遊んだ。
ただ下の子が生まれてからは攻撃性が強くなった。
一時保育がある保育園が主催する園外児童のふれあいではおもちゃの取り合いで相手を叩く、叩く・・・。下の子で手一杯で誰かに助けてほしかった。言い聞かせてもそのときになると手が出てしまう。この子を預けて大丈夫だろうか。
一時保育の申し込みもしづらくなった。他の家庭に会うのが本当にしんどくなっていた。
幼稚園に入園すると
毎日何かしらトラブル。気が強かった。気が強いだけで相手に言葉で負けてしまう。嫌なことを言われ、相手を噛んでしまったこともある。
幼稚園の先生は「いいところもあるんですけどね・・・」
でも話されるのはどれだけトラブってどれだけ泣いたか。そんな話ばかり。
3歳の子どものトラブルでも親同士で解決するように、という方針の園だったので、いつも肩身の狭い思いをしていた。
私も園に合わせようとどんどんきつく叱るだけになっていった。
なぜ園に合わせようとしてしまったのか、なぜ子どもに合わせてあげなかったのか。
それに気づく前に私は幼稚園から離れた。
今でもその選択は間違えてなかったと思っている。
「どんな子でも受け入れるという考え」と園長が言ってくれた保育園に転園した。
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