書き記すほどに愛した8チャンネルとの楽しい思い出
物心ついた頃から我が家のテレビには8チャンがついていました。
笑う犬に始まり、いいとも、めちゃイケ、スマスマ、みなさん。
数え上げればきりがない大好きなバラエティ番組たち。
フジテレビに、カンテレに、8チャンに育てられたという自負があります。
そしてその大好きな気持ちはノートに書き記すことで発散してきたのでした。
今回はあの頃のノートを引っ張り出して、楽しい思い出に浸ろうではありませんか。
1.脳内エステ IQサプリ
最初に専用のノートを作るほどハマった番組が「IQサプリ」でした。
正解したら「スッキリ」、不正解なら「モヤっと」。
「合体漢字」や「モノサプリ」など、小学生でも楽しめるこの番組ならではのクイズが魅力でした。
サプリ会員1号の今田耕司さん、2号のホンジャマカ・石塚さんをはじめ、出演者たちが投げ込む大量のモヤっとボールを、伊東四朗マスターが頭で受け止める。
そんな世界観が楽しいクイズ番組でした。
2009年にレギュラー放送が終了したものの、2013年に電撃復活。
その後数回復活する中で、小学生だった私も大学生になりました。
そして令和になり、社会人になり。
大人になっても楽しめる番組でした。
またいつでも復活を望んでいます。
2.熱血!平成教育学院
国語、算数、理科、社会。学校の授業が楽しくなる教養バラエティ番組。
知らなくても考えれば解ける問題もあり、苦手な教科もこの番組では楽しく感じられたものでした。
ノートを見返していると、ユースケ・サンタマリア先生に加えて、石原良純君、平山あや君、スピードワゴン小沢君(この番組は全員君呼び)など、ジャンルを問わない生徒たちが集い、ホームルームまであって、本当の学校のような雰囲気が楽しかったのかもしれません。
私も生徒になったような気分で、劇団ひとり君に恋をしながら毎週参加していました。
たけし先生の「平成教育委員会」もまたいつかやってほしいです。
3.爆笑!レッドシアター
中学の頃クラス全員が観ていた(であろう)レッドシアター。
はんにゃ金田さん演じるジョセフィーヌ先生の「コッペパン」というギャグが大流行りしていました。
特番・深夜の「THE THREE THEATER」時代から大好きだった私は、「レッドシアター面白い」という同級生に、「でしょう?」と番組制作サイドかのようなスタンスで話していたのを深く反省します。
リアルタイムで見て、すぐに録画をもう一度見て、週末にもう一回見て、ノートに書いて振り返る。
このルーティーンを毎週平気でやっていました。
間違いなくあなたは私の青春そのものです。
レギュラーは狩野英孝、しずる、ジャルジャル、はんにゃ、フルーツポンチ、柳原可奈子、ロッチ、我が家の8組。
後にコント王者も生まれる豪華な面々です。
ウッチャンのコント番組特有のおしゃれなオープニングも好きでした。
たまに「新しいカギ」などでメンバーが集まっていると嬉しくなります。
4.FNS27時間テレビ
27時間テレビは年に一度の大お祭り。
深夜も頑張って起きて観るのが楽しかったです。
特に思い出に残っているのが
さんまさんの「みんな笑顔のひょうきん夢列島!!」(2008)、
中居くん&ナイナイの「めちゃ×2デジってる!笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!!」(2011)、
タモリさん&いいともレギュラーの「笑っていいとも!真夏の超団結特大号!!」(2012)、
SMAPの「武器はテレビ。SMAP×FNS27時間テレビ」(2014)。
今年はまたあの頃のバラエティ祭りの雰囲気がありました。
5.森田一義アワー 笑っていいとも!
いいともは増刊号も特大号も大好きでした。
最後の週の金曜日。
様々な言葉の意味を考える「言葉の達人」というコーナーがあり、「笑っていいとも!」の意味について考えることに。
「太陽のような番組」(田中裕二)、「18年半、しゃべらずにやってきました」(草彅剛)など、レギュラー陣が思い出を交えながら回答する中、タモリさんの回答が秀逸で忘れられません。
「観たことがないので分からない」
ああ、そうか…。タモリさんっていいとも観たことなかったんだ…。
まだ終わらないでほしいなんて簡単に思うけど、やってる方は大変だよなと。当たり前だけど忘れがちなことに気づかされたのでした。
最後の月曜日は、いてもたってもいられなくなって、新宿アルタ前に行ったのを覚えています。大きなビジョンで最終回を見届けようとする人がいっぱいいて、いいともは私たちのかけがえのない日常だったなと思います。
夜はテレビから目が離せなくなって、笑って泣いて、テレビっ子の忘れられない一日になりました。
その後、同局で始まった「ヨルタモリ」は、宮沢りえママのお店に常連として来るタモリさんが好きなゲストと好きな話をする、タモリさんへのご褒美のような番組で素敵でした。
「楽しくなければテレビじゃない」
そのマインドで作られた番組たちは、見るだけには収まらない楽しい体験となって、私の中にあり続けています。