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"だんな様はひろゆき"を読んで不思議な自己肯定感が湧いてきた話


この漫画に出会ったのはこのツイートが流れてきたのがきっかけだった。

謝らないことで有名らしいひろゆきが秒で謝っている。

これがどれほど凄いことなのかはよくわからなかったが、このツイートに対するリプライでこの漫画を発見した。

ひろゆきのことは、2ch作った人、超理論派正論マン、くらいなイメージしかなかったのだが、漫画に登場するひろゆきが思いのほか人間味に溢れていて好きになってしまったのでnoteを書くことにした。


"だんな様はひろゆきは"奥さんの植木由佳さんが作っている、ふたりの私生活を描く日常系の4コマ漫画だ。

自分のことを"おいら様"と呼び常にうさ耳をつけて「ぶふーん」とか「もふもふ」とか言ってるひろゆきはかなり新鮮で、パワポケの荒井兄弟を彷彿とさせる。しかし時たま垣間見せる優しさには惚れそうになってしまう。


荒井三兄弟


外では超理論派論破マンで家では宇宙人なひろゆきのことを、別にどうこうしようとせず、お互いが同じ方向を向いて生活している姿は理想的な夫婦関係だな〜と羨ましく思った。

ひろゆきもそんな自分のことを一切卑下する気配はなく、謝ったら負けくらいに思っているから、読んでる方としても「どんな自分でもいいんだ!」と自己肯定感が湧いてくる不思議な漫画だ。

現時点で全108話あるのだけど、その中でも好きな話がある。

第38話と第39話の「ありがとうの瞬間」という話だ。

第38話ではひろゆきがコミュニケーションの一貫と称して奥さんに放屁して、なぜかひろゆきが”ありがとう”を強要する。

第39話ではそれにキレた奥さんが怒った勢いでおならをしてしまって、ひろゆきに感謝されるという話。

自分はこの話に二人の関係の良さが出てるな〜と感じた。


まだお互い自分のことをよく見せたい男女は相手の前でおならなんて絶対したくないはずだけど、夫婦ともなればそういう自分の汚い部分も包み隠さず出していかないと、ガスと不満が溜まって爆発してしまう日が来るだろう。

屁のこき合い的なコミュニケーション、自分の嫌なところも相手の嫌なところも、臭いから文句は言うけど一緒にやっていきましょうっていう姿勢が大事だと思う。

そうやって二人で同じ方向を向いて前に進んでいくための、放屁にありがとうなんだと感じた。

クレヨンしんちゃんでもひろしの足は臭いし、みさえのけつはでかい。それをオープンにいじって怒ったりしながらも、和気あいあいとやってるからこそ家庭の温かさを感じるのだと思う。


まあ自分はトイレでおならするけど。今度女の子がおならしたらありがとうって言いたい。そんなシチュエーションが訪れた事はないけど。


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