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お互いの世界観を尊重しあうと、世界はもっと広がると思う。

人ってだれでも、同じ出来事を違う心(自分の目線)で
受け止めているので、それぞれに、
そこから受け取るものは違うんだよね。
真ん中にある共通の出来事から、
それぞれに違うものを学んでいる。
ということは、世界は横にも縦にも広いよね。
人の中にもそれぞれの宇宙があるし。
世界は、限りないものが、
限りなく重なりあっているんだろうね。

銀色夏生「今を生きやすく つれづれノート言葉集」
角川文庫 P164

お風呂の中に持ち込んだ文庫本。
ぱらっとめくったページが、ここだった。

今までに何度もこの本を読み返しているけれど、
不思議にこのページにはドッグイヤーはついていなかった。

今の、私の、心にしみた文章だ。

いろいろな価値観が存在するなかで生きていて
あの人の「当たり前」が、私の「当たり前」ではないということ
そんな場面に今まで何度も遭遇してきた。

もっといえば、会社の後輩に面と向かって
「みゆきさんって、変わってますよね」
って言われたことがあるけれど、それはまさに「自分目線」だ。
(こんな風に言われたことはこの時が最初で最後でした。←後輩に変わっている、って言われる私の立場っていったい……苦笑)

それぞれの価値観、世界観。
これらが限りなく重なり合い、今の世の中を作っているんだろうな。

お風呂の中でこのページを開いて読んだ時よりも、
文章を記している今、
言葉の重みを改めて感じた。

なんか、うまく言えないけれど、
お互いの価値観を否定せず
お互い受け止めて、受け入れることができたら……

人の話や意見を頭から否定することなく、
一度は聞いてみよう。
そういう考え方もあるのか!というヒントに繋がるかもしれない。
自分では思いつかなかった答えに辿り着くかもしれない。
とにかく、
自分だけで考えて行動するのも大事だけれど、
行き詰った時や迷った時、素直に回りの声を聞くということが
突破口になるのかもしれない。

今まで他の人にうまく頼れなかった私だけれど、
きっと、この文章が書いてあるページを引いたということは
そういう事なのだろうな、と思う。
今よりももっと高い場所へ行きたいなら、
もっと柔軟になれ、もっと世界を広げろ、もっと、もっと……

「今」の行動が現在地なのだから、
飛びたければ考え方や行動を変えないといけない、のかもしれない。

そんなふうに受け取りましたが、このnoteを読んでくださっているあなたは、どのように受け止めましたか?

あなたのココロと対話してみてくださいね。


冒頭の写真は今年の連休、いい天気の日に撮った葉っぱ半透明。
透け感のあるはっぱの写真が、好きです。


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さいみゆ
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