「四十頌への補遺」各節紹介 その3
「オンライン・ラマナ・サットサンガ」プログラムFの詠唱用コンテンツとして配信されている、「四十頌への補遺(Ulladu Narpadu Anubandam:ウラドゥ・ナールパドゥ・アヌバンダム)」の概要解説&各節紹介シリーズです。
注)バガヴァーンは補遺の頌のすべてを自分自身で書くことはしなかった。かれが適当なものを見つけたときはそれを用いた。
※印を付している頌は古い聖典からの引用、※印のない頌はバガヴァーンが作ったものである。
【 第7節 】
オリ ユナ ケドゥ パガル イナン エナ キルル ヴィラク
Oli-yuna kedu-pagal inan-ena kirul-vilak
オリ ユナ ロリエドゥ カナ ドゥナ ロリ エドゥ
Oli-yunar oliyedu kana-dunar oli-yedu
オリ マディ マディ ユナ ロリ エドゥ アドゥ アハム
Oli-madi madi-yunar oli-yedu adu-aham
オリ ダニル オリユニー エナ グル アハマデー
Oli-danil oliyunī ena-guru ahamadē.
【 柳田訳 】
※ 「何がおまえに光を与えるのか」「昼は太陽が、夜はランプが」「何がこれらの光を見る光なのか」「眼が」「何が眼を照らす光なのか」「知性が」「知性を知るものは何か」 「それは『私』です」「それゆえおまえは光の光だ」。師がこう言ったとき、(弟子は言っ た)「ほんとうに私はそれです」。
【 第8節 】
イダヤ マーン グハイ ナーッパン エーカマーム ブランマ マーットラム
Idaya-mān guhayi nāppan ēkamām bramma māttram
アドゥ ヴァハ マハマー ネーレー アヴィルン ディドゥン アーンマー ヴァーガ
Adu-vaha mahamā nērē avirn-didum ānmā vāga
イダヤメー サー ヴァーイ タンナイ エンニ ヤー ララドゥ ヴァーユ
Idayamē sār-vāi tannai yenni-yāzh aladu vāyu
アダ ヌダン アー マナッター アーンマー ヴィル ニシュタ ナーヴァーイ
Ada-nudan āzh manattāl ānmā-vil nishta nāvāi.
【 柳田訳 】
ハートの洞窟の室内に唯一のブラフマンがただひとりで「私―私」として、真我(アートマン)として輝いている。真我の探究を通じて、あるいは呼吸と共に心を抑制することによって、内部に深く潜ってハートのところに行きなさい。そうすればあなたはハートの中に固定されるようになるだろう。
【 第9節 】
アハッ カマ ラッテー アマラ アチャラ
Ahak-kama lattē amala achala
アハ ムルヴァ マーグム アリ ヴェードゥ アハッタイ
Aha-muruvam āgum ari-vēdu — ahattai
アハットリ ドゥヴァ ダーラヴ アハマー マリヴェー
Ahattri-duva dālav ahamām arivē
アハヴィー ダリッパ ダリー
Ahavī dalippa darī.
【 柳田訳 】
ハートの蓮華の中で、純粋なもの、不変の真我を自覚し、それとしてとどまることは、エゴを死滅させることによって解放を授けると知れ。