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しの題名の映画(全72作品)
この記事は、映画の題名が「し」ではじまる作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。
シークレット・ウエポン/死の標的 -現代のドローン戦を先取り
低予算を逆手に取った軍事アクション。
軍研究所で開発中のラジコン・ヘリの模型が、実はハイテク兵器で、ソ連軍がそれを利用して米国のロケット打ち上げの妨害をもくろむ。
軍用ヘリを飛ばせないので、ラジコンを最新兵器に見立てる設定は、予算カバーの苦肉の策とはいえ、リアリティはある。
B級ながらストーリーのはこびはしっかりしているが、起伏に乏しく、パンチに欠く。オープニングのソ連のスパイの訓練シーンが目を見張るものだっただけに、残念。
1991年2月14日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 モンテ・マーカム
デヴィッド・オリヴァー(関俊彦)/スーザン・アルシッティ(伊藤美紀)/モンテ・マーカム(筈見純)
C.A.T.スクワッド/対武装テロ襲撃 -突然これを放送した木曜洋画劇場はあなどれない
ウィリアム・フリードキンが監督したTVムービー2作を編集し、「木曜洋画劇場」で3時間一挙放送された作品。テロリスト専門の特殊チームの活躍をハードに描いていて、『特捜班CI☆5』を彷彿とさせる。
著名な科学者を暗殺するテロリストを追い詰めるエピソード1と、核物質を密輸しようとするテロ組織と対決するエピソード2から成る。
スピーディな展開とリアルな設定、大胆な構成は、さすが腐ってもフリードキン。各エピソードで仲間の一人が死ぬハードボイルドも良し。映画顔負けの出来だが、シリアス過ぎて逆にアメリカのお茶の間ではウケが悪かったのかも。
音楽はエンニオ・モリコーネだが、BGMには『わたしは目撃者』がそのまま流用されている。
1989年7月21日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
ジョセフ・コーテス(堀勝之祐)/スティーヴ・ジェームズ(谷口節)/ミゲル・ファーラー(江原正士)
★シークレット・レンズ -強大化したメディアとそれに振り回される人々を皮肉る
情報化が進み、マスメディアによって振り回される世界を皮肉ったブラック・コメディ。
ある武器商人が中東のテロ組織に原爆を売ろうとするのを、CIAが汚い手段でアメリカに有利になるよう画策する。その事件を追うレポーターは、陰謀の渦に巻き込まれてゆくというストーリー。
キャサリン・ロスが登場間もなく爆死するので仰天。メディアを利用しようとする政府が、カリスマ性のあるレポーターをホワイトハウスに招き、政府のスポークスマンにしてしまうのが笑える。
ラスト、原爆の危機を回避したアメリカはテロ組織に宣戦布告するが、将軍が「テレビに映らなきゃ何にもならん」とのたまうくだりは、痛烈な皮肉。いまならさしずめ、SNSでバズらなきゃ、というところか。
深夜放送にて鑑賞
監督 リチャード・ブルックス
ショーン・コネリー(森川公也)/ヘンリー・シルヴァ(石塚運昇)/ロバート・コンラッド(有本欽隆)/ジョン・サクソン(幹本雄之)/レスリー・ニールセン(石森達幸)/キャサリン・ロス(岡のり子)/ジョージ・グリザード(宮田光)