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は・ひの題名の映画(全63作品)
この記事は、映画の題名が「は」「ひ」ではじまる作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。
★バーニング -残酷シーンがノーカットの国内版ブルーレイを観て評価しよう
「13金」と「悪魔のいけにえ」を足して薄めたような作品。
子供のいたずらが原因で、全身80%のやけどを負った(この時点で普通は死亡)キャンプ場の管理人クロプシー(日本の劇場公開では、なぜかバンボロと改名)。回復した彼は、再びキャンプ場に舞い戻り、当時自分に火傷を負わせた子供たちが現在なっているであろう、ハイティーンを次々と惨殺してゆく。
フジテレビで放送されたが、当時小堺一機の「いただきます」で寸劇を演じていた重田千穂子がヒロインの声をアテていたのがレアだった(当然、舞台役者なので吹替も上手い)。
テレビ放送は、残酷シーンをすべてカット。というか、VHSでもほとんどカット。国内版ブルーレイは残酷シーンの入った完全版。
1985年3月9日 「ゴールデン洋画劇場」にて鑑賞
監督 トニー・メイラム
ブライアン・マシューズ(田中秀幸)/リア・エヤーズ(重田千穂子)/ブライアン・バッカー(塩屋翼)、榊原良子、土井美加、石丸博也、玄田哲章、坂本千夏
バーバレラ -天使の締めのセリフに昇天させられる(ある意味、放置プレイ)
ジェーン・フォンダが、当時の夫ロジェ・バディムの演出で主演したSFエロティック・コミック。
ストーリーは単純で、ある惑星で行方不明になったデュラン・デュラン博士を探す命を受けたバーバレラが、冒険をくりひろげるというもの。
60年代の作品なので、セットや描写はある意味チャチだが、それが逆にポップ感覚を生み出している。少なくとも「銀河伝説クルール」のセットに比べれば、決してひけはとらない。フォンダのコスチュームの数々は、今観てもインパクトがある。
脱力系のギャグの数々も、時代を経てさらに脱力感が増し、今観たほうがむしろパワフルに感じられる。特にラスト、天使役のJ・P・ローが「天使は誰にでも優しいのさ」の一言ですべてをまとめてしまうのは、永遠に忘れらない強烈さ(投げっぱなしのギャグという意味で)。
ロックバンドのデュラン・デュランは、本作の悪役から名前を取ったのは、知らない人はいないよね。手を合わせるだけで行うセックスは、「デモリッションマン」でパクられてましたな。
1987年6月8日 TBS「月曜ロードショー」にて鑑賞
監督 ロジェ・ヴァディム
ジェーン・フォンダ(小原乃梨子)/ジョン・フィリップ・ロー(納谷六郎)/アニタ・パレンバーグ(沢田敏子)/ミロ・オーシャ(島宇志夫)/ウーゴ・トニャッツィ(寺島幹夫)、宮内幸平
パーフェクト・ウェポン -アクションがもっさりしていて惜しい出来
ヴァンダムの『キックボクサー』の監督が手がけた格闘アクションで、なんとパラマウントがピックアップした1本。拳法を体得した白人が、韓国人マフィアと全面対決するというストーリー。
ポスト・ヴァンダムを狙ったと思われる、主演のJ・スピークマンの動きはまずまず。ただ、筋肉がつきすぎたボディと柔和な顔が、シャープというよりもっさりした印象を与えてしまうのが残念。
『キックボクサー』ほどのテンポとアクションの良さが無いのは惜しいが、マーシャル・アーツものとしての出来は水準。クライマックスが盛り上がらないが、それが本作が未公開に終わった理由のひとつだろう。
レンタルビデオにて鑑賞
監督 マーク・ディサール
ジェフ・スピークマン/ジェームズ・ホン/マコ/ケイリー=ヒロユキ・タガワ