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な行の題名の映画(全33作品)

この記事は、映画の題名が「な行」の作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。


ナイト・アイ -ステロイド剤は便利ですね。なんでも巨大化させちゃう(映画では)

 イギリスのホラー作家、ジェームズ・ハーバートの小説で、邦訳も出ていた『鼠』の映画化。

 原作はSFチックで、突如凶暴化したネズミの群れが出現、かまれた人間はその毒で死亡、ラストで群れを支配する超奇形巨大ネズミと主人公が対決、というものだった。

 映画版では設定を変えて、ステロイド入りの小麦を食べたネズミが巨大化し、人間を襲う。

 ネズミに襲われるシーンは、直接描写を避けているので恐怖感が薄い。59年の「人喰いネズミの襲撃」に続き、またもや犬にネズミのぬいぐるみを着せた<巨大ネズミ>登場。撮影がヘタなので、犬がバレバレ。

 ネズミがびっしり詰まった列車車両が現れるラストは意味不明。

1989年12月6日 深夜放送にて鑑賞
監督 ロバート・クローズ
サム・グルーム(屋良有作)/サラ・ボッツフォード(弥永和子)/スキャットマン・クローザース(加藤正之)
↓ 題名が異なりますが本作です。

ナイト・クロッシング -ベルリンの壁を超えるのに気球とは? でも実話

 地方スプラッシュ公開だったためか、テレビの放送題が違うものとなっている。公開時タイトルは「気球の8人」。

 ディスニーがイギリス資本で製作した、実話の映画化。1979年に東ドイツから気球で脱出した2家族を描く。

 工場勤務の主人公は、友人の子供がベルリンの壁を越えようとして失敗し処刑されるのを目撃する。壁を越えるには、気球しかないと考えた彼は、手作り気球で脱出を試みる。一度目は失敗、二度目になんとか成功する。当局に追われながら脱出するラストは、手に汗握るサスペンス。

 地味な画面を、ジェリー・ゴールドスミスの緊張感あふれるBGMが盛り上げる。

1990年6月28日 フジテレビ深夜放送にて鑑賞
監督 デルバート・マン
ジョン・ハート(池田勝)/ジェーン・アレクサンダー(藤木聖子)/ボー・ブリッジス(伊藤和晃)/イアン・バネン(幹本雄之)

★ナイトビジター -あるはずのないものがある…こんなに困ることはない

 天才的な頭脳を持つ囚人の完全犯罪を描いたサスペンスの秀作。

 2年前、妹とその夫である医者にはめられ、殺人の罪で警察病院へ送られた主人公。脱出不可能な独房を、ありとあらゆるトリックを使って抜け出し、自分に罪を着せた連中に復讐してゆく、というストーリー。

 一人の警部が事件のからくりに挑戦するが、主人公の頭脳の前には歯が立たない。頭だけでなく、極寒の地で裸同然で駆け回る体力と行動力も持ち合わせているのが凄い。

 妹を斧でメッタ打ちにして殺し、その罪を夫の医師にかぶせることに成功するが、たった一つのミスにより、主人公は自滅する。このラストが実に秀逸。主演のM・V・シドーのサイコ演技もすばらしい。

1986年4月5日 深夜放送にて鑑賞
監督 ラズロ・ベネディク
マックス・フォン・シドー(外山高士)/トレヴァー・ハワード(山内雅人)、青野武

★ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド -ゾンビが人肉を食べるという定義を作った記念碑作品

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