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く・け・この題名の映画(全73作品)
この記事は、映画の題名が「く」「け」「こ」ではじまる作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。
クインテット -眠くなるがラストの衝撃シーンで目が覚める
鬼才R・アルトマンの殺伐とした近未来SF。
核戦争後、極寒の砂漠と化した地球。旅から若い妻とともに戻ってきたエセックス(ポール・ニューマン)が、薪を買いに行ったあいだに、妻と兄を殺される。事件を探ってゆくと、彼が旅に出ている間に、国家承認の殺人ゲーム「クインテット」が流行し、兄はそのゲームに参加し、そして殺されたことを知る。エセックスもゲームに参加し、勝利を得るが、心が満たされることはなく、再び砂漠の果てに旅立つのだった。
全編、起伏がほどんど無く、正直観るのがツライ…だが、クインテットに勝利する瞬間、ニューマンが相手の喉を切り裂くショッキングな描写だけは、一見の価値あり。
1989年1月20日 テレビ東京にて観賞
監督 ロバート・アルトマン
ポール・ニューマン(金内吉男)/ヴィットリオ・ガスマン(阪脩)/ビビ・アンデショーン(沢田敏子)、榊原良子、池田勝、飯塚昭三
クィーン・メリー号襲撃 -アイディアは良いが展開が残念
冒険もの+犯罪ものの典型映画。
沈没船の宝探しのグループに潜水夫として雇われた主人公が、彼らの本当の目的である「クィーン・メリー号」の襲撃に巻き込まれるというストーリー。
悪人どもの計画が、戦時中に沈んだ潜水艦を修理し、それで襲撃しようという海洋犯罪版『飛べ!フェニックス』アイディアは抜群だったが、たいしたサスペンスも盛り上がりも無く、残念な作品となった。とってつけたようなラストも、不満が残る。
1989年12月11日 テレビ放送にて鑑賞
監督 ジャック・ドノヒュー
フランク・シナトラ(家弓家正)/ヴィルナ・リージ(武藤礼子)
孔雀王 -青塗りしただけの俳優が演じる巨大な青銅魔人が夢に出そう
荻野真の人気コミックを、香港と日本の合作で実写化したSFX伝奇アクション。
香港側にも花を持たせるためか、主演の三上博史と共演のユン・ピョウが同じくらいの活躍。監督も香港人なので、比重が香港サイドに移ったのも仕方がない。アクションは香港主導でスピーディ、特撮もまずまずなのだが、ストーリーも香港流でつじつまが合わず、展開もいまひとつ。
エロ・グロの強い原作を、視点を変えて映画向きのストーリーにしたのは感心できるが、展開が超いい加減。クライマックスは、もはや何をやっているかわからないカオスの頂点に。香港映画らしいといえば、そうなのだが(笑)
いつも型にはまった二枚目が多かった三上が、堅物の僧を演じたことと、クライマックスの青銅巨人に僧の一人が潰されて、文字通り平面ガエルになって痙攣するシーンは印象に残った。
1989年12月16日 CX「ゴールデン洋画劇場」にて鑑賞
監督 ラン・ナイチョイ
三上博史/安田成美/緒形拳/ユン・ピョウ(大滝信矢)/グロリア・イップ(日高のり子)/ポーリン・ウォン(小宮和枝)/リュー・チャーフィ(池田秀一)/ユウ・ホン(池田勝)