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や行・ら行・わ行の題名の映画(全58作品)
この記事は、映画の題名が「や行」「ら行」「わ」ではじまる作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。
★野獣捜査線 -ノリス先生を怒らせると、マフィア程度は即全滅
ノリス先生がキャノン・フィルム以外(オライオン)で主演した作品で、本格的なメジャー・デビューとなったアクション。ストーリーは、ノリス先生演じる警官が、マフィアの抗争を叩き潰す。以上!
スタントを使わないノリス先生のアクションは素晴らしいが、何を勘違いしたが、クライマックスのノリが『デルタ・フォース』になるのは苦笑。
劇場公開当時ニュースでも話題になっていた、実用化されたばかりのポリス戦車(リモコンによる突入用の小型戦車)が登場するのはみどころのひとつだが、劇中での使用のためにわざとらしい伏線が張られているのが難。汚職警官のサイドストーリーも、余分といえば余分。
が、そういった点を除けば、アクション映画としては十分楽しめる。少なくともキャノン作品よりは映像も洗練されている(パワーでは劣るが)。
1988年8月21日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 アンドリュー・デイヴィス
チャック・ノリス(井上孝雄)/ヘンリー・シルヴァ(森川公也)/池田勝、北村弘一、村山明、大木民夫、安達忍
奴らを2回黙らせろ! -2回どころか、永遠に黙らせちゃうブチ切れ一家
「プロムナイト」の監督P・リンチのバイオレンス。サム・ペキンパーの傑作「わらの犬」をかなり意識した作品。
田舎町に引っ越してきた一家が、有力荒くれ一族の執拗な嫌がらせに合うが、最後に大爆発して一家総出で荒くれどもを皆殺しにするという内容。
開巻まもなく、改造ジープが老夫婦の乗った車を崖に追い詰めて落とすまでの緊迫した描写は、冗漫な「プロム…」の頃より格段の成長を伺わせる。
が、「わらの犬」で誰もが感じるような、観る者の血を煮えたぎらせるまでの、優れた演出力は無かった。
「プロム…」で組んだポール・ザザの音楽は良い。
深夜放送にて鑑賞
監督 ポール・リンチ
ジョナサン・クロンビー(堀内賢雄)/オリヴィア・ダボ(小林優子)/スティーヴン・B・ハンター(池田勝)/ジャネット・レイン・グリーン(吉田理保子)
屋根裏部屋の花たち -巧妙な洗脳の前では、親子といえども殺し合い
ヴァージニア・C・アンドリュースのベストセラー・シリーズの第一作を映画化。「何がジェーンに起こったか?」を思わせる、ヒネったサイコ・サスペンス。
祖母の家に世話になることになった母親と子供たち。が、厳格な祖母は子供たちを屋根裏に監禁し、母親を洗脳して、子供たちを殺そうとする。
せっかくのオイシイ題材なのに、演出に重みがなく、恐怖感を与えるまでにはいかない。庭師が子供の数だけ墓穴を掘っている描写など、多少は気の利いたシーンもあるのだが、惜しい。ジョン・シュレシンジャーが監督すれば、もっと上手く処理できただろう。
1992年8月27日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ジェフリー・ブルーム
ヴィクトリア・テナント(高島雅羅)/クリスティ・スワンソン(水谷優子)/ルイーズ・フレッチャー(此島愛子)