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ま行の題名の映画(全51作品)
この記事は、映画の題名が「ま行」の作品情報が掲載されています。基本的にストーリーの結末に触れていますので、予めご承知ください。(この記事は有料です)
★印のついた作品は、本noteクリエイターのオススメ映画です。
マードックの拳銃 -トラブルを起こした町に戻ってこなけりゃいいのに
チャールズ・ブロンソンがトレードマークの髭無しで主演した西部劇。
ある町で女性と恋に落ちたガンマンが、撃ち合いに巻き込まれる。女が流れ弾に倒れたのを見て、彼は町を去った。5年後、同じ町に立寄ったガンマンは、彼女が生きていたことを知る。しかし、5年前の撃ち合いを恨みに思う牧童たちと、対決するはめになる。
スケール感のあるオープニングが期待させるが、蓋を開けると、一人の女性を巡っての諍いというミクロな話。登場人物も少なく、かなりの低予算で撮影されたようだ。
子役時代のカート・ラッセルが重要な役で出演しているのが、唯一のみどころか。
1985年3月16日 深夜放送にて鑑賞
監督: ボリス・セイガル
チャールズ・ブロンソン(大塚周夫)/スーザン・オリヴァー(沢田敏子)/カート・ラッセル(野沢雅子)、大木民夫、村松康雄、雨森雅司、家弓家正
★マーティン/呪われた吸血少年 -こらえ性のない吸血鬼の青春残酷物語
本作は、人間の血を浴びなければ生きられない青年マーティンの凶行と苦悩を描いた異色ホラー。演出力もアップして、地味ながらしっかりドラマを描いている。傑作『ゾンビ』までに至る実力を、着実に磨いているのが伺えて興味深い。
マーティンは吸血鬼ながら、ドラキュラのように犬歯が発達しているわけでなく、カミソリで犠牲者の頚動脈を切って血を得る。
この描き方からも判るように、マーティンが実際に吸血鬼かどうかはあいまいで、もしかしたら自分が吸血鬼だと信じているサイコパスのようにもとらえることができる。
トム・サビーニのSFXはなかなかだが、一番印象に残ったのはニワトリが機械で首チョンパされるドキュメンタリー映像。正直、映画自体は地味すぎて未公開もやむなしというのが個人的意見。
但し、本作がヨーロッパで認められ、アルジェントが『ゾンビ』の出資をする一因となった点では、大変な意味がある。
レンタルビデオにて鑑賞
監督: ジョージ・A・ロメロ
ジョン・アンプラス/リンカーン・マーゼル/クリスティーン・フォレスト
マイ・ライバル -LGBTQ社会の今こそリメイクするしかないじゃん
陸上競技に青春を賭ける少女を、リアルなスポーツ界の描写を交えて描く異色スポコン映画。
いまひとつ伸びない陸上選手の少女が、その才能を見抜いた先輩選手(女性)に指導を受け、新たなコーチ(男性)のもとで才能を伸ばしてゆく。一方で、彼女は先輩選手とレズ関係になる。
が、コーチも彼女の才能に気付き、専属となって彼女を一流に育てようとする。ハブにされた先輩選手は嫉妬し、主人公との間に確執が生まれるが、オリンピック出場をかけた大会の中で和解してゆく、というストーリー。
スポーツ映画としても、恋愛ものとしても、友情ものとしてもかなり異質で、内容はタツノコプロの初期アニメのように大変泥臭い。その異常さに圧倒されるので、感動はいまひとつ。M・ヘミングウェイの熱演は買うが。
1987年11月15日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ロバート・タウン
マリエル・ヘミングウェイ(玉川砂記子)/スコット・グレン(堀勝之祐)/パトリス・ドネリー(田島令子)/ケニー・ミーア(池田秀一)/山田栄子、伊倉一恵、阪脩、石丸博也