見出し画像

怒る人は素直な人だった

怒られることが大の苦手な白宮です。

怒られるって嫌ですよね。でも、大人になると誰も叱ってくれないから今度は怒られることの有難みを知れたりもします。

人の怒りの沸点と、自分の沸点に相違がある場合、どうしてこの人はこんなに怒りっぽいんだろうって思っていたことがありました。特に私の場合は、母親に強くそう思っていて、長年理解が出来ませんでした。

何かやると駄目!
失敗したら無視!

まあ、数学のテストで0点取ったから無視されたんですけど…自業自得か。
そんな感じで、私はすごく親の顔を伺い気を遣って、他人行儀に接してました。

でも最近、実家に帰り鍋をつつきながら母は言いました。
「自分と同じ嫌な環境にしたくないから物を買ってあげたんだよ」

うちの母親の家は貧しかったので、よく貧しかったエピソードを聞いてました。
それなのに、私たちが子供の頃はクリスマスには好きなオモチャを与えてくれました。

大人になるにつれ、喧嘩が増えて誤解が沢山生まれましたが、この人は表現の仕方がわからなくて、素直な人で、自分の方法ですごく頑張って育ててくれてた人なんだなと、最近になってようやく気づけました。

親も人間で完璧じゃなく、現在進行形で学んでいるのだと。怒ってしまう人ほど素直で愛情表現が下手くそで、誤解を生んでしまう人なのかもしれない。

喧嘩をしたり、過去に許せない事があっても、両成敗って考えられるようになりました。そうしたら、自分の心にも少し余裕ができてきました。
人間は思ってもない事を言う時、特に怒るんだと思います。
だって、本当に思っていることを言えるのなら怒らないはずです。わかって欲しい根本の気持ち、本当に伝えたい気持ちが奥底に潜んでいるのだと思いました。

これからは育ててくれた親に感謝しようと思います。形で示していければいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?