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はじめに言葉があった②

人は「言葉」が大事だと言いますよね。
本当にそうでしょうか?

人とコミュニケーションを取る時は「会話」が重要です。
「会話」をするためには「言葉」が必要です。
だから人は「言葉」は大事となるんですよね。

では、人を苦しめているのは何でしょうか?

他人からの誹謗中傷。
他人からの陰口や悪口。

これは外界からの「言葉」を受け取って発生していますよね。

人はウツ状態の時、何度も同じ「思考」を繰り返しています。
人はくよくよと悩んでいる時、何度も同じ「思考」を繰り返しています。

人は「思考」によって苦しむんですよ。
「思考」とは「言葉」の羅列ですよね。
だから人は「言葉」によって苦しんでいるんですよ。

「言葉によって嬉しくなったり、感激したりもするだろ」
と言われる人もいるでしょう。
その通りです。

では「言葉」とは何でしょう?

それは「確定装置」「増幅装置」なんですよ。
「言葉」は何でも、
「意味」を「確定」させて「増幅」させる働きがあるんです。

「言葉」はどこにあるのか?

物理世界の中に「言葉」はありませんよね。
モノではないですから。
物理世界に「音」はあっても、「言葉」は「ない」んです。

では、どこにあるのか?
それは人の精神世界なんですよ。
人は「言葉」を使って、
自分の精神世界を「創造」を「確定」しているわけです。

人の精神世界と物理世界は密接に関わっています。
精神世界と物理世界は相対的な関係にあり、
相対的に現実が浮かぶ上がってくるんです。

物理世界は、モノの世界です。
物質としての形が必要です。

「国」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「法律」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「経済」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「お金」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「家族の絆」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「友人関係の絆」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「恋人関係の絆」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「約束」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「契約」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。
「信頼」は物理世界にありますか?
「ない」ですよね。

紙幣は紙ですし、契約書も紙です。
今述べたモノは全て人の精神世界に「在る」んですよ。

その思い込みを「確定」「増幅」させているのは「言葉」なんです。




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