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九話 妖怪 iPhone小僧(あいふぉーんこぞう)
買って間もないiPhoneほど、落として画面を割ってしまう
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最新機種のiPhoneが発売されると、魅力的な機能性やフォルムの美しさにひかれて買ってしまう人は多い。しかし、新しいiPhoneに酔いしれるのも1〜2日だけだ。妖怪「iPhone小僧」が奪い取ろうと狙っているからだ。
その妖怪はおっちょこちょいで、自分のiPhoneをすぐ落としてしまう。当然、画面が割れて文字も見づらいので、新品のiPhoneを買った人を見つけては自分の割れたiPhoneと交換するのだ。特に雨の日やトイレにいる時が狙われやすい。iPhoneをポケットから取り出すと、つるっと滑らせ下に落としてしまう。その時すばやく妖怪「iPhone小僧」は自分のとすり替え、拾い上げると無残にも画面が割れた状態になっているのである。
だから、新しいiPhoneを購入したら、美しいフォルムを眺めて優越感に浸っている暇はない。すぐに保護フィルムかケースを買って、妖怪「iPhone小僧」に見つからないようボディを隠して、万全の対策をとる必要があるのだ。
どんな妖怪だった?
豆腐小僧(とうふこぞう)
盆に乗せた豆腐を手に持つ子供の姿の妖怪。少しおっちょこちょいで、大切な豆腐を落としてしまうこともある。お人好しで気弱、ほかの妖怪たちにいじめられることもある。
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この物語は、無料マガジン『社会の闇にうごめく二十六妖怪今昔物語』に掲載されている第一話です。良かったら、他の物語も読んでみて下さい。
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