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自選短歌

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毎月(または半年程)の頻度でまとめている自選短歌です
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2024年3月の記事一覧

自選短歌:2024年2月

陽が透ける梅の香りを吸って、吐く 冬の未練は一昨年のもの 凍星が出会った頃に重なれど二度の居留守でわかってほしい 別れ際みたいな顔のおはようだ残り三泊四日あるのに 偶数はたぶん寒色だと思う眠い夕方だから話すと 独白を歩みにのせて往く夜のロールアップの裾から桜