日記7
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観ました。この日記では全部ネタバレしますね。全部だ。
ネタバレされたくない人向けのまとめ
・アクションがよかった
・そこ以外も全体的によかった
・チャンチャンコの虎柄の回収がよかった
とてもよかったー。
格闘アクションあり、巨大妖怪とのアクションありで、かなり満足できる内容でした。やっぱりかっこいい主人公のアクションがないとね。
ゲゲ郎が鬼太郎の能力を大体使える感じで戦うのがすごくかっこいいんですが、しかしやはり鬼太郎とは違う、大人の成熟した戦い方というか。反面、もう髪も白くなっちゃって、妖力だけで相手を圧倒したりはできないのも鬼太郎との違いなのかなと。
6期は一話しか見てないんですが、完全に霊丸だった指鉄砲とか使いませんでしたしね。
ゲゲ郎が人間相手に、その圧倒的な膂力を見せつけるあたりがすごく好きです。100万妖怪パワーだ!
妖怪は残念ながら自分で倒すという感じではありませんでしたが、それでも自分の能力で渡り合う感じはとてもよかったですね。髪を伸ばして敵に巻きつけたり、体内電気を発したり! 巨大な敵と互角に戦う感じがいいよな。
ゲゲ郎のアクションがよかった……というその上で、水木ももっとアクションしてほしかった。
俺は南方帰りの不死身の水本だ! って言いながら銃や斧でバンバン人を殺してくれ。ティザービジュアルで血まみれになってるのってそういうことなんだろうな……と期待していたんですが、違った。
まあそれをやっちゃうと色々とブレてしまうのかもしれませんが、基本的に手を汚すのが妖怪と悪人ばかりというのはちょっと微妙なものがありますね。水木は斧でドクロを割っただけだもんな。
人間が妖怪を虐待して富を得ていたという話なのだから、人間が人間を裁くシーンもあるべきなんじゃないか? という気がしました。その回収は綺麗すぎるか?
僕はアクションが良ければ大体よしなのですが、もちろんそれ以外の部分も良かったです。
薄暗くギラギラとした昭和の雰囲気、因習村という概念が凝縮された最悪の舞台である哭倉村、人間の愚かさ弱さ残酷さその他諸々をぶちこんだヘドロぶり。
個人的にすごく良かったのが、原作でおなじみのチャンチャンコの虎柄の回収でした。幽霊族の希望と怨念の両方が籠もったカラーとして設定されているのがすばらしいですね。
ゲゲ郎が持ってる霊毛が少なくて、これがどうチャンチャンコになるんだ? と疑問に思わせてからの、地下世界に囚われた一族が生み出すという回収が熱い。
あと何か書くことあるかな。特にないかも。スゲーいい映画なのでぜひ見てくれよな! ってところですね! いやネタバレ感想を読んだ人向けの発言ではないな。