40歳・低AMH・流産2回後の妊活【⑨2度目の流産と治療再開】
〜前回までにやったこと〜
①一般検査
②タイミング法
③卵管造影検査
④人工授精
⑤ステップアップの為の転院…ポリープ発見
⑥手術〜大学病院へ
⑦初めての流産〜大学病院での体外受精
⑧2院目の体外受精
有名クリニックへの転院後の体外受精。
かろうじて1個採卵できた卵(Dランク胚盤胞)の移植で陽性反応が出るも、稽留流産に至った前回。
1回目の流産と違ったのは、自然妊娠でなく移植後の流産であったこと。
ようやく望んでいたクリニックでの治療を始めた直後だった。
ぬか喜びになってはいけない、とどんなに期待を抑えても、たった一個採れた卵が生き延びて頑張ってくれる事実に、妊娠継続を願い続ける日々だったため、流産の確定は自分にとって言い表せない悲しみだった。
何が悪いのではない、仕方がないことだ、と言われても行き場のない思いをどうすれば良いか分からなかった。
落ち込んでいる私に残っていたのは、流産の処置であった。前回は子宮の手術後だった為、自然排出がいいという判断だったが、今回はできるだけ早く治療を再開したいという希望から手術での排出を決めた。
クリニックでも流産手術は可能だったが、麻酔なしでの処置とのことで、麻酔ありで対応してくれる病院を紹介してもらった。
流産について、その悲しみや喪失感は自分にとって本当に大きな物だったが、生理の復活を見送る数ヶ月の時間の中で、
【自分の体は卵を着床させることは可能だ】
と解釈することができるようになった。
とはいえ、流産のもう一つのダメージは、元の治療のレールに戻るまでに想像以上に長い時間がかかる、ということもありますね。
治療が再開できる頃には、1回目の治療から既に半年近くが経っていました。
この一年集中して頑張ろうと決めたのに、もう半分も過ぎてしまったのかというショック‼︎😨
体外受精再開へ
ようやくクリニックでの2度目の採卵です。
例によって採れそうな卵は1〜2個。
結果、2個とれて大喜びした私。
本当に不妊治療中の気持ちの上がり下がりは止められません…😭
2個もとれて自分にしては上出来!
どうかこのチャンスを生かせますように!
…とひたすら祈っていたのですが。
採卵から一週間。2つの卵は、受精こそしたもののそこから胚盤胞まで成熟することなく、培養中止との結果が届きました。
2つ中、2つともです。
この一歩ずつ必死で登っていた階段を一気に下まで突き落とされるような感覚。
もう、私の卵子の質は限界なのだろうか。
今後の希望が何も見えなくなったようでした。
平日も常に治療と仕事のやりくり、休日も仕事の穴埋めや通院に費やしてきた日々の後のこの結果に、私は"きっと何とかなる!"という自信も、治療を頑張り続ける気力も持てなくなってしまいました。
ここから10ヶ月ほど、不妊治療を離れることになります。
不妊治療を諦めた、というより、このままぼろぼろのメンタルで通院を続けても自分の場合は妊娠に至らない。妊娠できる身体づくりや心の回復が今の自分には必要だ、と思うようになったからです。
結果的にこの選択は合っていたと、今となっては思っています。