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6/3と6/4 ジョイデイヴィジョンとINU。あとピンクフロイド

いま6/5ですが、見事に6/3と6/4の日記を忘れていました。


6/4はポストパンクというジャンルで知られるバンドであるJoy Divisionの1stアルバム「Unknown Pleasure」(1989)を半分くらいまで聞いていました。YoutubeのレコメンドにJoy Divisionがかなりの頻度で出てきては無視していたこのごろなんですが、気まぐれでアルバムを聞いてみました。アルバムジャケット通りの暗さでした。ジャンルで言うとポストパンクというらしいですが、パンクという割には暗いですし元気や勢いが足りない気がします。だからこそ"ポスト"とつくのでしょうか。

アルバム全体的に似た雰囲気で飽きてしまったのか、途中から記憶がありません。「She's lost controll」と言ってたのは覚えているので10曲中6曲は聞いていたようです。結構斬新なのかなと思ってたのですが、あまり物思うところがありませんでした。バンドサウンドには違いないのですが、雰囲気が暗すぎてボーカルがお経を読み出しても違和感が無いと思います。

いま振り返って思うことは、日本のパンクバンドであるINUの唯一のスタジオアルバム「メシ喰うな!」(1980)に似ているなと思いました。多少元気なJoy DivisionがINUというところでしょうか。共通点としては、全体的にくぐもって不穏なサウンドでスカスカなところ、ベースがテクニカルなプレイをしないところ、ギターのフレーズの基本ダラダラしていてたまに鋭どいところです。


と思いつつ一応INUの「メシ喰うな!」を聞き返すと、Joy Divisionに比べるとかなり明るく元気に感じました。ドラムもかなり手数多いし、ギターもパンキッシュだし、似ているという感想は完全に的外れか?と思いかけたのですが、表題曲の「メシ喰うな!」はやはりかなりJoy Divisionに似ていました。

それでもボーカルの個性はそれぞれ違いますね。INUの町田町蔵(実は現在は小説家の町田康として有名らしいですが)は飲んだくれて社会に不満をたれてる酔っ払いみたいな歌唱方法ですが、Joy Divisionのイアン・カーティスはシラフで真面目でどうしようもなく悲観的で暗い人という印象を受ける歌い方です。

結論、Joy Divisionは極端に暗いです!歌詞の意味を知ると多少聞き続ける余裕があるかもしれないのですが、歌詞もやはり暗いようですね。ボーカルのイアン・カーティスはこの次のアルバムが出来るころあたりに自殺してしまうらしいですし、そういうところを考えてもやはり怖いという印象が強いです。

また、同日にはPink Floydの「Wish You Were Here」も聴きました(こちらの方はしっかり全部)。Rate Your Music(RYM)というユーザーによる音楽評論コミュニティサイト(表現に迷います)におけるオールタイムのチャートで現在2位についているバケモノアルバムという印象でした。ジャケットのインパクトもあっていつか聴きたいと思っていたのでした。(RYMについてもいつか語りたいです)

Pink Floydに関しては少し前に「The Dark Side of the Moon(狂気)」は聞いたことがありますが、これは圧倒的という感じでした。全ての曲間で音が途切れないので、曲の変わり目が全然わからない仕掛けなのです。

「Wish You Were Here」でもこのシームレス感を引きずっているようでした。1曲目の「Shine On You Crazy Diamond Pts. 1-5」から既にすごいです。数分間は厳粛なクラシックを聞かされているような気分で、どこまでがパート1でパート2やパート3はどこだろうと思いつつ聞いていると、気づけば泣きのギターに釘付けです。8分越えないと歌が入ってこないのですが、前奏の既にクライマックス感とピンクフロイドという進歩的ブランドで全然許せます。

4局目の表題曲はピンクフロイドの第一印象にはかけ離れた、すごく優しくて落ち着くサウンドです。歌までが少し長いところ以外はプログレバンドの片鱗もないです。これはとっつきやすい。

でもアルバム全体としてはまだ把握できてません。まあそれもプログレとかいう難しそうなジャンルなので良さがわかるのを気長に待てばいいかなとおもいます。

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