感情は意外な方法でコントロールできる
GWはどうお過ごしでしょうか。私は北海道に住んでいますが、ほとんどが雨や曇りで、アウトドア派にとっては少し残念な連休です、、、(笑)
本日は大嶋祥誉さんの著書である「マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術」を読んで学んだことや、自分なりに解釈したことを共有させていただきます。
感情をコントロールするために必要なこと
皆さんは感情をコントロールできる人はどのような人だと思いますか? よくあるのは「前向きな人」や「ポジティブな人」などですが、 著者は「問題解決能力が高い人」と述べています。
どういうこと?と思った方も多いと思うので、説明させていただきます。
感情をコントロールするということは、喜怒哀楽をバランス良く表にだせているということです。逆にコントロールできていないということは、ネガティブな感情に偏っていることです。
もちろん人なので、ネガティブな感情になることはあると思いますが、ここで大事なのは「なぜ、今、この感情になっているのか」と考えられることと、「今の負の感情の原因は何で、どうすれば解決するのか」という行動ベースまで感情(課題)を分析できることです。
そのため、感情をコントロールする際に必要なのは 問題解決能力なのです。
具体的な感情コントロールの方法
このままでは「問題解決能力が感情をコントロールする際に必要なこと」という知識だけで終わってしまうため、以下にはコントロールする具体的な流れを記載させていただきます。
1,感情を意識化し、冷静に受け止める 2,感情が沸き起こった問題の構造を把握する 3,問題を解決する方法を検証する 4,解決案を導き出す。
上記が問題を解決する(感情をコントロールする)方法です。 しかし、この流れはあくまで大枠なので、より詳しく重要なtipsを共有します。
空、雨、傘
空、雨、傘とは、ロジカルに問題を解決する際に役立つフレームワークになります。
「空」は、問題が起こった原因(ボトルネック)を特定する段階。 「雨」は、ボトルネックを特定した際に出てきた問題の構造と、それを解決するための仮説。 「傘」は、仮説を検証する際の具体的な解決方法(行動ベース)
上記をわかりやすく例えると、 「空が曇ってきた」から「雨が降りそう」「だから、傘を持っていこう」 この流れを他の問題を捉える際にも活用するのです。
また、このようにロジカルに問題を特定することが「具体的な感情コントロールの方法」で説明したフローに活きてくるのです。
感情を深ぼる方法
上記で説明したフローとロジカルシンキングに必要なフレームワークがあったとしても、どのようにボトルネック(問題の根本)を特定するのかが分からなければ、活用することができないかと思います。
そのため、以下にはボトルネックを特定するためのツールを紹介します。
So what(だから何?)とWhy so(それはなぜ?)の二つを使って深ぼります。
例えば、上司にフィードバックをもらった際に腹が立ったとします。 この時に、まず「なぜそう思ったのか」と考えて、一段階深ぼります。
理由が、「フィードバックするときの言い方がきついこと」となると、その後にさらに深ぼるために「So what」を使います。
「優しくフィードバックしてほしいし、何なら褒めてほしかった」 と深ぼれたとします。最後に「Why so」でもう一段階深ぼります。
「一生懸命考えた施策だったから」となるとします。こうなると問題の構造を把握できたも同然のため、仮説→具体策へつなげることができます。
仮説の例としては、「一生懸命施策を考えたが、上司が求めている内容が含まれていなかったからではないか」などがあり、この具体策としては、
「次回からは、施策を考える際にどのような情報を入れるべきかを確認する」となります。
このように、負の感情をコントロールするためには、ロジスティックに考えることが重要になるのです。
最後に
いかがだったでしょうか。感情をコントロールする方法は瞑想でも毎日の感情コントロールの習慣でもなく、「ロジカルに負の感情を課題分解して解決する」ことだったのです。(瞑想や習慣も感情をコントロールするために必要なことだとは思いますが)
次回は、今回紹介できなかった「ロジカルな面ではなく、感情をコントロールする上で必要になるヒントや知識」などの記事を投稿しようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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