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宇宙は驚くほどシンプルにできている

宇宙の実体とはいかなるものなのでしょうか。
どのように宇宙ができているのでしょうか。

私はこの問いの答えを知りたかったのでした。

宇宙は神秘のベールで覆われており、いかなる科学技術を用いても、そう簡単に解き明かせるものではありませんでした。
いまだにわかってないことがあり、仮説につぐ仮説です。

どうすれば時代を超えて、宇宙の真実に迫れるのでしょうか。

人は真のヨガや高度な瞑想(巷の瞑想ではなく)をすることで、肉体の認識を超えて、意識を拡大することができるようになります。

あらゆる次元に入ることができるようになります。
さらに意識を上昇させて、宇宙の実体に肉薄できるようになるのです。

それでも、すべてを一瞬で悟れるわけではありません。
それらの高次元も、すべて宇宙的な実体の写し鏡です。

私は完全な認識が欲しいと思っておりました。

すべてを知っている御方がいます。
全知の存在があります。
それは究極の神です。すべてを創造された主です。

究極の神に問いかけることにしました。

瞑想を深く進めて、心の扉を開いて、神の光の中に自分の意識を溶け込ませました。

「宇宙のすべてを悟らせてください」

私は誠心誠意、全知の神に心を込めてお願いしました。
神の至福に満たされながら、その光の中で溶け込んで意識が広がり渡るのを感じました。

無限の真っ白な光を味わいながら、深く瞑想していると最初にこの言葉が聞こえました。

「マーヤー(幻影)」

古代インド哲学に存在する言葉です。
この宇宙の実体を覆い隠す幻影のことを「マーヤ―」と言います。
物質世界は「マーヤー」とされ、本当の真実の世界を覆い隠しているとされます。

私は瞑想を続け、単なる言葉ではなく、味わうように宇宙の全容を目撃したのでした。

宇宙が大きな視点で見えて、すべて波打っているように見えました。
音と光の波打ちで、あらゆるものが振動しているということがわかりました。


神を中心にして波打って、その波打ちの先に物質宇宙があるのが見えました。
いわば、物質はその最終局面です。

宇宙の波の終わり側に、自分のいる場所(物質地球)がありました。


光と音の波で宇宙のすべてができている。

それがありのまま見えたのです。
驚くほどに宇宙はシンプルです。

神が振動している。

神のたった一つの振動から音と光が生まれて、宇宙のあらゆる存在の創造活動を続けていました。


私は光そのものとなって、光の波の中に没入しました。
光には音があり、その波には高いところと低いところがありました。


ドレミの音階(それをより精妙にしたもの)のようなものが見えて、それぞれのエネルギー波動を構成していたのです。

音の波のイメージ


それが物質の音と光も構成して、あらゆる存在を形作っていました。
色も音も、すべてはその高い低いの振動数で決まっていくのがわかりました。

宇宙はとてつもなくシンプルな構造。

神が一元的に振動しているのみ。
それはすなわち、神一人がすべてを演じているということです。


その至福の振動によって、宇宙はいわゆる映画や物語のようなものを演じているのです。
登場人物となっている人間も動物も植物も、すべて神一人の演技であります。

その演技を「マーヤー」と呼ぶのならば、それはまさしく真実です。

神が一人で演じているのに、まるでみんな一人一人が別個の存在だと感じているからです。
そう感じる自我こそが、幻想をもたらしている。

あなたがその自我を砕けば、神との一体化を果たすことでしょう。

最高次元とされる霊的宇宙も、その最果てにある物質宇宙も、たった一つの振動でできている。
形あるものは、すべて神の振動でできています。

形を超えた神の実体は、それらを超えたものです。
私たちの不滅の本性は振動すら超えています。


ゆえに振動するもの。形あるもの。
それらすべては、いわゆる物語表現のようなもの。

映画やゲームのようなもので、私たちの実体に何ら影響することがありません。

ならば、私たちはこの宇宙を楽しむとよいのです。
神の至福を味わいながら。そのこと、真実に気づきながら。

神がこの宇宙の創造活動を至福のうちに楽しんでいるように、です。


・宇宙はシンプルだから長持ちしている

世の中の長持ちするものとすぐ壊れるものから、ふと考察が進みました。
宇宙と世の中のことも本質的には通じるものがあるのです。

たとえば、パソコンなどの精密機械は壊れやすいです。

精密機械は部品が多く、部品が多ければ多いほどに壊れやすい。
その理由はたった一つの部品でも狂ったら、他も影響して動かなくなることがあるからですね。

部品が多いと、一つ一つが狂う可能性が高くなるわけです。

20個の部品があれば、20通りの狂い方。
100個以上の部品があれば、100通り以上の狂い方があり、より壊れるパターンが多くなり、壊れる可能性自体も高くなります。

逆に部品が少なければ少ないほど、頑丈で壊れづらいのです。

昔の炊飯器などは部品が数個でできており、とてもシンプルな構造です。
いまだに50年経っても使えるものがあります。
(旧松下電器の昔の炊飯器などはいまだに炊けるものがあって驚かれています)

このことから宇宙的なことも理解できます。

宇宙の部品は神の振動という「たった一つ」でできています。


そのために信じられないぐらいに長持ちするのでしょうね。
何十億年、何百億年経とうとも、宇宙が存在し続ける理由がわかります。

日常の中からも宇宙のことを理解することができますね。

たった一人の人間の中にも、宇宙のすべての真実が内包されています。