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ハンドメイド販売でありがち?写真の無断使用体験と5つの対策法

ハンドメイド作家としてネットショップを運営していると、予期せぬトラブルにあうことってありますよね。

1度目ハンドメイド作品写真の無断使用

私も以前、ネットショップで作品を販売していた頃、なんと2度も作品写真の無断使用を経験しました。

1度目は、オープンしたばかりらしきネットショップでした。

私の作品写真が、商品画像として価格まで表示されていたんです。

すぐにショップオーナーへ問い合わせメールを送ると、謝罪の返信が。

「ネットショップを始めたばかりで、まだ商品として販売する作品の写真が用意できていなかくて。。自分の作品ができ次第、差し替えるつもりでした。」とのこと。

これには「そんなこともあるんだな」と、少しムカつきながらも納得しました。

2度目ハンドメイド作品写真の無断使用

2度目の経験は、あるアメブロでした。

ブログからリンクされていたネットショップの問い合わせ先に電話番号があったので、すぐに電話をかけてみました。

しかし、事態は思わぬ方向へ…。

オーナーはなんと、私の作品写真を「自分の作品だ」と言い張ったのです。

ハンドメイド作品だけでなく、小物や背景まで私のアトリエそのものなのに…。

電話越しに状況を説明しても、最後まで「自分の作品だ」と譲りません。

ただ、写真を取り下げてほしいとお願いすると、「分かりました」とあっさり承諾。つまり、無断使用を認めたということですよね..?

この時はさすがに驚きと怒りで、頭が真っ白になったものです。

でも、気持ちが落ち着いてくると、もしかしたら深く考えずに使ってしまったのかもしれない、そのうち差し替えるつもりだったのかもしれない…と、少し冷静に考えられるようになりました。

人の作品をいつまでも掲載して、万が一売れてしまったとして、同じものを作らなければいけない…そんな状況、作り手として悲しいですよね。

そんなことあれこれ考えていると、

むしろ「私の作品が多くの人に見てもらえていたんだ」「プロの作家さん達から見て、良い作品だと思ってもらえたのかも」と、少し前向きな気持ちにもなれました。

ほんの少し考え方を変えるだけで、気持ちは変わるものですね。

写真の無断使用を防ぐための対策

ところで、このような写真の無断使用を防ぐために、どのような対策ができるのでしょうか?

私が実際にやっていた対策をいくつかご紹介したいと思います。

1. 作品写真にはなるべくロゴかショップURLを入れる

ワンポイントでロゴを小さく入れるだけでも、写真の無断使用を防ぐ効果があると思います。
(私は無断使用防止の目的よりもPRを目的としていますが..)

2. 透かしのようにロゴや文字を重ねる「ウォーターマーク」も有効

無料の画像編集ソフトやアプリでも簡単に作成できますよ。

代表的なソフトやアプリ:Canva、Photoshop、GIMP、スマホアプリ「PhotoRoom」など。(私はCanvaが使いやすいのでおススメです)

3. 撮影の際に、作品だけでなく背景にも気を配る

例えば、自作のディスプレイや、ショップのロゴが入った背景などを写り込ませることで、オリジナルの作品写真であることをアピールできます。

4. 著作権表示を明記する

「Copyright © [あなたのショップ名/作家名] All Rights Reserved.」や「無断転載禁止」「著作権は放棄していません」といった注意書きを加えます。

こういった表記をすることで、著作権保護の意識を高めてもらうとともに、無断使用への抑止力にも繋がるはずです。

5.「気にしないこと」

さて、ここまで作品写真の無断使用への対策についてお話してきましたが…

この5つ目がもっとも良い対策なのかもしれません。

というのも、ハンドメイド作家として活動していると、写真の無断使用だけでなく、デザインの盗作など、心無い出来事に遭遇する可能性はゼロではありませんよね。

よく見聞きするお話しかなと。。

そういった出来事にいちいち心を乱されてしまうと、本来集中すべき作品づくりに悪影響が出てしまう可能性があります。

ハンドメイド作家として遭遇するトラブルへの心のケア

私自身も以前は、また写真の無断使用されたら嫌だなと、ビクビクしていたのですが、

「気にしない」と決めてからは、他のハンドメイド作家さんのネットショップを見ることもあまりしなくなりました。

(できる対策は行動済みの上です)

その後は、無断使用されることはなかったようです(単に気づいていないだけかもしれませんが…)。

それに自分にしてみても、学んだ先生方の作品からヒントを得て似たような物、作っていたこともたくさんありましたしね。

心持ちって、作品に自然と表れてくるもの。

前向きな気持ちでいれば、自ずと良い作品が生まれるのではないでしょうか。

そして、良い作品は多くの人を惹きつけ、作家としての自信にも繋がります。

「他の作家さんのことは気にせず、自分らしい素敵な作品づくりに集中する」

これが、私にとっての一番の対策だったのかもしれません。

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