セルビアへ来ました
久々の投稿です。
ブータンから日本に帰国していましたが、昨年の12月に今度はセルビア🇷🇸にやって来ました。
予定では2年間滞在します。
今回は投稿が久しぶりなのもあって、簡単な自己紹介と、このnoteで伝えたいことをサクッとお伝えします。
では本題です。
人生に目的や意味を探そうとすればするほど、行き詰まってつまらなくなり、人生を風に任せれば任せるほど、大きな流れに乗って楽しさを感じる。
僕はこのパラドックス(逆説)を理解するのに長い年月がかかりました。
誰しも自分の人生を上手くコントロールしたいと思うものですが、そうしたければしたいほどコントロールを手放すということを、ブータンで学びました。
ブータンでは、自分の人生やそのプロセスを仏や宇宙といった自分よりも大きな存在に任せるのです。
僕も恐る恐るブータン人のようにコントロールを手放していくにつれて、知らず知らずのうちに素晴らしいお誘いやご縁をいただくようになっていきました。
そして、過去や未来に縛られず、「今ここ」を味わうことに集中できるようになり、数え切れないくらいの感動的な体験をしました。
そんな3年間をブータンで過ごし、現在はセルビアで障害児支援のボランティアを行っていますが、これもご縁の一つです。
セルビアでも、素晴らしい出会いや豊かな自然と住環境に恵まれ、心地良く毎日を過ごしているところです。
セルビアは、仏教国のブータンとは違って、キリスト教(正教)の国です。
セルビア人がどのように人生を捉えているのか、どのようなことに幸せや楽しさを感じているのか、そしてブータンの仏教や文化との違いと共通点は何なのかということも、探究してみようと思っています。
さて、僕は日本の大学を卒業後、6年間国内の金融機関に勤務し、その後は東京都内で12年間小学校と特別支援学校の教員をしていました。
日々子どもたちと共に自分自身の成長を感じ、それなりの充実感はあったのですが、その延長線上にある数十年後の自分自身の姿が全くイメージできず、この先どうしようかと悩んでいました。
モヤモヤしたまま、心理学やコーチングを学び始め、自分自身の将来を少しでもクリアにしようとしていたところ、たまたまブータンで教員をしませんかという話をいただきました。
そして、何だか知らないけどおもしろそうだから、その流れに乗ってみよう、ということでブータンライフが始まったという経緯です。
元々ブータンに行ってみたかった訳でもないし、どんなことが待ち受けているか、何を準備したらいいかなんて深く考えもせず、ただ感覚的におもしろそうだからというだけで、流れに乗ってしまったのです。
しかし、それが僕の「目的地のない旅」の始まりでした。
冒頭の通り、「今ここ」を楽しみ、プロセスそのものをじっくり味わい、まわりの環境も神の見えざる手が手配してくれることをブータンが教えてくれることになったという訳です。
日本の教員時代に、将来についてあれだけ悩み、自分の計画や行動をとことんコントロールしようとしていたのが嘘のようです。
これから先、そしてセルビアの後はどこにいるのか、何をしているのかは全く分かりません。
ただ、風のように軽く楽に、新鮮な心で「今ここ」を楽しんでいることは間違いないでしょう。
このnoteでは、僕自身の目的地のない旅の途中で感じたことを投稿しています。
僕と一緒に旅している感覚で読んでいただけると幸いです😊