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【学校講演】「ITでできる食品ロス削減」とは?

6月大阪府内の中学校からお声かけをいただき、IT = sinops を活用した食品ロス削減、をテーマに講演をさせて頂きました。

今日は当日の様子や内容をご紹介します!


授業の概要

こちらの中学校では、生徒が普段の生活の中で出会う機会の少ない職種の社会人を講師として招く「職業講話会」を実施されています。社会人講師から仕事のやりがいや苦労話を聞くことで自らの将来を考え、また、働くことに対する意欲・責任感を養う、という趣旨のもと開催される授業です。
シノプスは「食品ロスを削減する企業」として講演オファーをいただきました。

「ITで自動化!~世界中の食ロスを削減したい~」という
タイトルでお話しさせていただきました。

今回の授業の対象となったのは中学二年生の生徒さんたち。
そろそろ進路について考えだす大事な時期の講演ということで、責任重大です。

講師紹介

講師を務めるのは、入社5年目の開発課の西埜植拓海さん。

技術部 開発課リーダー 西埜植 拓海

大阪府堺市出身、新卒採用でシノプスに入社
学生時代に開発経験はほぼなかったが「開発をやってみたい!」という気持ちだけで開発課を志望。現在はシノプスのメインサービス「sinops-CLOUD
」のPMを務める。小さいころからスポーツに親しみ、大学時代はサッカーのコーチを経験することも。

講演の様子

講演では「食品ロスとは?」といったところから、なぜ食品ロスが発生するのか、株式会社シノプスが「sinops」を使ってどのように食品ロスを削減しているのか、といったお話をさせて頂きました。

ここからは、当日の講演の様子を少しだけご紹介します。


当日の講演は教室で、授業のような形式で行われました。

西埜植:みなさんは「食品ロス」ってどういうことか説明できますか?
    食品ロスとは「本来食べられるのに捨てられている食品」のこと。

    わたし達の暮らす日本でも1年間で約523万トン、国民1人あたり
    毎日茶碗1杯分の食品ロスが発生しているんです。

言葉自体は知っていても、知っているようで意外と知らない食品ロス。
生徒のみなさんの想像より大きな数字に驚く声もありました。

西埜植:この食品ロスには、家庭から出るもの、スーパーやレストランと
    いった企業から出るものの2種類があります。
    家庭から出る食品ロスは、買いすぎて使いきれなかった、食べきれ
    なかった結果、発生します。スーパーでも同じで、仕入れたけど売
    れ残ってしまったり、賞味期限が切れると、食品ロスになってしま
    います。家庭では、家族の食べられる分だけ考えればよいので、お
    うちの冷蔵庫の中にある20~30種類くらいの食品を管理すればよい   
    のですが、スーパーではたくさんお客さんも来ますし、管理する商
    品の数も種類も家庭のようにはいきません。

    ではここでみなさんに質問です!
    スーパーで取り扱われている商品は何種類くらいあるでしょう!

「1,000種類!」「500種類くらい!」「やっぱり20,000くらい?!」
さまざまな回答があがりました。

西埜植:正解は、一般的なスーパーで12,000~15,000種類!
    スーパーの店員さんは、これだけの商品を、お店にどれくらいの
    お客さんが来て、どれくらい売れるのか、食品ロスが出ないよう
    考えて発注している。すごく大変そうですよね。

    この「人」が行うととてつもなく大変で「食品ロス」にも直結
    する「発注」という仕事を「IT」で何とかしよう!というのが
    わたしたち、株式会社シノプスです。


「sinopsは特に食品ロスの出やすい賞味期限の短い商品の発注が得意です!」

当日は、sinopsの需要予測やAIを活用した値引の仕組みについてもご紹介しました。こちらでの紹介は割愛しますが、ご興味があれば以下の記事もあわせてご覧ください!


最後に「システム開発」という仕事についてもお話させていただきました。

今年の新入社員が書いたプログラミングを紹介

西埜植:sinopsは、perl、Python、PHPなど様々なプログラミング言語を使
    って開発しています。実は僕は、今紹介したプログラミング言語の
    名前も知らないくらい、何も経験のない状態でIT企業であるシノプ
    スに就職しました。
そんな僕の初めての仕事は「画面の文字をたっ
    た一行変えるだけ」のプログラミングでした。今思えばとても簡単     な開発でしたが、変更内容がお客様の手元に届いた感動は今でも忘
    れられません。


    プログラミングって難しそうに見えるけどやってみたらすごく面白
    い、楽しい仕事です。楽しいことを仕事にできるって素晴らしいこ
    と
だと感じています。
    みなさんも興味があれば、ぜひ挑戦してみてください!

質疑応答

質問①:プログラミングになぜ挑戦しようと思ったんですか?

西埜植:なんかかっこいい!面白そう!と思ったのがきっかけでした。
    実際やってみたら、やっぱり面白かった。
    うまくいった時の達成感でハマっていきました。

質問②:プログラミングはどれくらいの期間で出来るようになりましたか?

西埜植:はじめは、画面の文字を一行変えるだけ、みたいなレベルでしたが
    経験を積み重ねていくと出来ることが広がって
    自分なりに「できるようになったな」と思うまで半年から1年くら
    い
です。できる人から比べるとまだまだだったとは思いますが!笑

質問③:仕事をしていて苦しいことって何ですか?

西埜植:プログラミングは正確に作らないと、思った通りに動かないことも
    あります。間違いがどこかわからず、数時間も悩んだり、周りの人
    に相談することも…
    ただそれが動くようになった時の達成感はすごいです。
    やっぱりプログラミングって楽しいです!

他にも

「てまえどりって効果あるんですか?」
「サッカーのポジションはどこだったんですか?」
「シノプスくんのモチーフって何ですか?」

sinopsや食ロス、西埜植さん自身への質問もたくさんいただきました!

あっという間の45分

さいごに

西埜植さんは入社当時、こんなことを語っていました。
「発信力のある開発者に成長したい」
入社当時から具体的になりたい自分を描いていた西埜植さん。
「5年越しに叶いました!」と今回の講演オファーを快諾してくれました。
シノプスの事業や自身の仕事についてイキイキと語ってくれた西埜植さんは
中学生のみなさんにはどう映ったでしょうか。

これから進路や就職、幾度となく岐路に立つであろう生徒のみなさんに
とって、今回の講演が少しでもヒントになればいいなと思います。
熱心に聞いて下さった生徒のみなさん、依頼いただきました先生方、
ありがとうございました。

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