夜間時事2021年3月1日
今年度も残り1か月。社会経済も変化しているため、今夜も夜間時事をまとめる。また、蔵書から1冊紹介する。
■日本経済新聞
”楽天証券の窪田真之氏は「ネットで誰もが商品相場を調べられる時代。全国規模で仕入れを積み上げ、オンラインで販売できる仕組み作りが重要になっている」と指摘する。”1人当たりの収益力向上,省人化,取扱商品の拡大など改革は依然必要と思われる。一方、ブックオフの良さというものがこの改革で失われないかも気になる。店舗毎になぜか値段が異なったり、力を入れているジャンルに差があったり、店舗の独特さのようなものは良さのように思う。今や、ネット・ECが先行する時代においては、同HDは弱者の戦略が必要と思われる。
”回転ずし大手のスシローグローバルホールディングス(GHD)は持ち帰り専門のすし店などを展開する京樽を4月に買収する。ここ数年は利益率が低迷し、足元では新型コロナウイルス禍が直撃している。スシロー傘下でてこ入れする。”スシローGHD傘下になることで、仕入れの効率化が効果として挙げられる。利益率1%という低さからの脱却は、調達価格の改革から始まると考えられる。
”J・フロントリテイリングは3月中に衣料品のサブスクリプション(定額課金)サービスを始める。月額1万1000円で海外ブランドなどの女性向け高価格帯商品を毎月3着まで着用できる。小売り大手による衣料品のサブスクサービスは初めて。5年後に会員数3万人、売上高で年55億~60億円を目指す。”
■推薦図書
実業之日本社編(2017年)『Yahoo! JAPAN全仕事』実業之日本社
Push Point
1.検索大手からデータ企業へ変貌しようとする同社の軌跡を現場レベルで知ることができる。
└ヤフーの持株会社ZHDは、LINEとの経営統合を実施。今後は、AHD傘下のヤフーとなる。
2.変化を遂げる企業ヤフーは、如何にして成果を出せるようになったのかその精神などから読み解く。
3.事典のような分厚さだが、社員のインタビュー毎に読めるため、興味関心に応じて柔軟に読