夜間時事2021年3月11日
今日もまた蔵書の1冊を紹介し、日本経済新聞で気になった記事を3つ取り上げる。昨夜は会議のため勝手に休んだ。
■推薦図書
西田宗千佳(2015)『ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変える』講談社現代新書
Push Point
1.動画配信された作品を「イッキ見」する新潮流は、TV局のビジネスモデルや消費者の生活をいかに変えるかわかる。
2.ネットフリックス対抗馬:日本テレビ傘下"hulu"/通信大手NTT×エイベックス"dtv"/レンタル大手”TSUTAYA”は勝てるのか?
3.SVOD(Subscription Video on Demand. 定額制動画配信)として昨今の動画配信市場の基礎をまとめている。
■日本経済新聞
”USENHDは売上高の8割以上がサービス利用料などのリカーリング(継続課金)だ。顧客の中小企業の業況に浮き沈みがあっても、こうした固定費の支払いに支えられた同社の収益は安定しやすい。「中小企業のプラットフォーマー」のポジションを確立できれば、市場の評価が変わる可能性がある。”
”秋田銀行は11日、全額出資の地域商社を4月に設立すると発表した。秋田県内の1次産品や加工品、工芸品などの販路開拓を支援する。設立後に台湾の金融大手、中国信託ホールディング(CTBC)のグループ企業が出資する予定。海外企業と共同運営する銀行母体の地域商社は全国で初めてという。”
”日本で最初にEVAを導入した花王は成功例とされる。在庫量や設備投資などのバランスシートに関連した項目や投資対効果は、製品・事業ごとに役員が評価しEVAを浸透させる。その一方、EVAを事業部ごとの数値目標にはせず投資不足に陥るのを回避した。その花王も、新たな課題に直面する。”