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夜間時事2021年3月12日

今日もまた日本経済新聞の注目記事3つと蔵書から1冊書籍を紹介する。今週もやっとこさ金曜日。週明け月曜は休むやもしれない。

■推薦図書

上阪徹(2018)『マイクロソフト 再始動する最強企業』ダイヤモンド社

Push Point
1.Microsoftとは何者なのか?ソフトウェア、クラウドサービスの会社なのか?それとも研究集団なのか?
2.働き方改革、生産性向上の2つを極めて論理だてて実現していけるのは、同社が明瞭なゴールを置いているからではないか?
3.ビジネスモデルをはじめミッションや文化などをゼロから変革してきた。成果を残せる企業の特徴はいかに?

■日本経済新聞

”IoTの活用で自社の生産性は100の製造ライン平均で43%、多いところでは3倍近く向上した。労務費は5年前に比べて年3億円の削減に成功。旭鉄工の21年の売上高見通しは前期比3割弱増の約154億円。16年の就任時の赤字体質からは脱却し、事業ポートフォリオの見直しで利益率をさらに高めていく段階に入る。もっとも売上高は大きく伸びる状況ではない。電動化などCASEを巡る競争にもさらされるなか、中長期の成長絵図はまだ思案が続く。”

”売上高は4%増の1兆8168億円、純利益が前年同期比11%減の411億円。新型コロナウイルス禍で車載向け液晶パネルの販売などが落ち込んだほか、持ち分法適用会社の堺ディスプレイプロダクトの減損処理で158億円の持ち分法投資損失を計上したため。”パナソニックは20年3月期で3%、ソニーは20年3月期で7%となっている中で、シャープの純利益率は2.26%。この低さを是とするか否とするか。

”楽天は12日、第三者割当増資で2423億円を調達すると発表した。日本郵政や中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)の子会社のほか、米ウォルマートなどが引受先となる。日本郵政は8.32%にあたる約1500億円を出資する。テンセント子会社は3.65%(約650億円)、ウォルマートは0.92%(約166億円)の出資で比率は非開示とした。”2423億円の調達は、楽天モバイルの損失の実質的な穴埋めになるのではないだろうか?ここのところの大手企業の事業や自社ビルの売却は、2種類の目的がるように思う。①成長投資,ポートフォリオの整理②支出,損失の補填である。

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