風が鳴く! 女人禁制の神威岬(カムイミサキ)
みなさんこんにちは。
紅里です。
今日は神威岬です。
北海道西にある積丹半島の岬のことで長い間女人禁制とされていました。
理由はこちら。
義経伝説、東北北海道では色々残っているのよね。
アイヌ首長の娘シララ姫が恋する義経の船出を見て立ち尽くしたまま岩になったという女郎子岩(じょろっこいわ)、弁慶が岩をひねって大刀を置いたという弁慶の刀掛岩、弁慶岬など。
本当か否かはわからないけど江戸後期まで女人禁制であったのは事実。
そして女人禁制が解かれた理由がこちら。
うーむ。
銃を放つなど中々のパフォーマンス。
これでチャレンカも諦めたのか今は普通に女性も入れます。
かなり風が強い場所で酷い時は安全のため入れない日もあるとか。
今日はどうかしら?
駐車場に到着。
外国人観光客が多いですね。
今日は門は開いているよう。
岬の展望台までは登山並みの道のりだと聞きます。
気合い入れて出発!
初めから坂道を登り、たどり着いた女人禁制の門。
門の向こう側には綺麗な海とこれから辿るチャレンカの道が見えます。
この時点でもまあまあの強風です。
うわー、綺麗!
少し進むと素敵な景色に目を奪われます。
流石は有名な積丹ブルーです。
が、途中から風がさらに強くなります。
そして響き渡る風の鳴き声!
ぴゅーという口笛を100倍の音量にしてすぐ耳元で聞かされているような感じ。
動物の鳴き声にも聞こえるかな。
それが繰り返し繰り返し響き渡る!
細い軽い眼鏡なら飛ばされる勢い。
ここに帽子は絶対にダメかも。
道も狭くガタガタ。
すれ違うのも譲り合い。
外国の方が多いので挨拶程度の英語が飛び交う。
「Thank you」「You’re welcome」
久しぶりに英語らしきものを話し少しドキドキ。
数十分歩きやっと灯台が見えた〜。
展望台近くになると草は少なくなり岩が剥き出しに。
ここまで来れば展望台までは後少し。
到着!
これが積丹半島神威岬の展望台からの景色!
見渡す限りの青い海と岩礁。
積丹半島は元々断崖絶壁が続き奇岩が多い所なんだけど神威岩はさらに神秘的。
地球は丸いと認識できる素晴らしい景色…
なのだが!
風が強すぎて長くいられない!笑
展望台といっても人が4人立てるかどうかの小さいスペースで休める場所もない。
写真を撮ったら退却です。
振り返ると今まで歩いてきた道が雪山と相まって海とはまた別の美しさです。
途中手すりに止まって飛び立つタンミングを図っている鳥を発見。
この強風の中よく飛べるね〜。
やっと女人禁制の門まで戻ってきたが耳がぼわんぼわんしている。
それくらいの強風とすごい音量の風の鳴き声だった。
台風がこない北海道育ちの私からすれば人生初の強風だったかも。
今はまだ草が枯れているけど夏になれば緑の草と青い海でなお一層素晴らしい景色がお目見えします。
機会があれば是非!